8/1〜8/28のサンフレッチェ日記



<99.8.28> 今朝の中国新聞、及び「広島フットボール」によると、ポルトガルのサンタ・クルスとのテストに合格したはずだった吉田康弘選手は結局正式契約に至らず、30日からサンフレッチェに戻ってくることになったそうです。「広島フットボール」には代理人に問題があったのではないか、と指摘されていましたが、結局試合に出ることができなかった吉田選手にとっては無念の帰国だったのではないかと思われます。しかし、「居なくなって分かる吉田の穴」に苦しんでいたサンフレッチェにとっては有り難いことであることは事実。このチャレンジは、吉田選手にとっての良い経験には成っているはずですし、また広島でのポジション争いやその後のために役立ててほしいものです。

<99.8.28> 今朝の中国新聞によると、松永、秋元、行友、山下の若手4選手が昨日、大分トリニータの入団テストに向かったそうです。テスト期間は29日まで、と短いもの。どうしてこの時期に?といささか疑問ですが、広島としては長期のブレイク期間中にこれらの選手の力について見極めがつき、少なくとも今シーズン中の出場はない、と判断されたのかも知れませんし、また逆に大分側としては最近やや成績が下り坂なだけに、チームに対するカンフル剤として新しい血を入れたいと考えたのかも知れません。

<99.8.27> 開幕ダッシュを狙いながら1勝2敗とつまづき、これ以上負けを重ねるわけには行かないサンフレッチェの明日の相手は平塚。首脳陣や選手を一新し、すっかり別のチームとなってしまった感のある平塚は、これまでの4試合を○■●△とまずまずの立ち上がりを見せています。とは言え、上位を狙うべき広島にとっては落としてはいけない相手であることは間違いない。1試合平均2.3失点と崩壊一歩手前の守備をいかに立て直すか、がカギとなるものと思われます。先発の予想ですが、
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田   森保         服部
           桑原
    山口

      久保  高橋

 SUB:前川、川島、フォックス、藤本、森山
としておきます。これまでの報道を見ると、森保、桑原のドイスボランチは今一つ機能していないようですが、藤本ではなく山口と組み合わせることによってうまく行くかも知れない、と言う期待も込めて見たいと思います。特に平塚のスピードのある攻撃を防ぐには中盤のパスの出所を潰すことが大切。ここは一つ、桑原の奮闘に期待したいと思います。攻撃陣での注目はやはり初登場となる森山。チームに合流してすぐ、と言うこともあっていきなり先発ということはないと思いますが、展開によってはかなり早い段階から投入、と言うことは有り得るでしょう。またそのライバルとなる高橋の頑張りにも注目したいと思います。

<99.8.27> 今朝の報道によると、2002年のW杯のアジア枠について紛糾している件で、アジアのプレーオフ相手国をオセアニアにする、と言う解決策が浮上しているそうです。7月のFIFA総会での提案は「アジア×欧州」「南米×オセアニア」でしたが、これを「アジア×オセアニア」「南米×欧州」とする、と言うもの。「欧州相手では勝ち目がない」が、「実力の落ちるオセアニア相手なら受け入れる」と言う事のようで、これはこれで一つの「落しどころ」とは言えるでしょう。しかし、だからこの解決策が評価できるか、と言うとどうでしょう?むしろ、理念もなにも無い、ただの政治的な駆け引きの結末、としか言いようが無いように思えるのですが。オセアニアは地域として狭く、またオーストラリア、ニュージーランド以外にはこれと言って強い国が無いため確かに地域としての実力はそれほどでもありませんが、しかし少なくとも最近のオーストラリア代表は欧州中位レベルの実力は保っています。これがW杯予選を突破できないのは、ひとえに予選のやり方が悪いから。日本代表がそうであったように、どこの国も厳しい地域予選を繰り返す中で成長して行き、また何試合か繰り返す中で本当の実力のあるチームが勝ち上がっていくことが出来る訳ですが、オーストラリアにはほとんど「一発勝負」のチャンスしか無いのです。そこに手を付けることなく、「政争の道具」として使うというのには私自身はどうも納得できません。以前はアジア・オセアニアで一緒に予選を行って居たこともあるわけですし、どうせなら「アジア・オセアニア地区」として4(ただし2002年はアジアでの共催を考慮して5)を標準の出場枠とするのが妥当ではないか、と思います。日本にとっても、オーストラリアはむしろ距離的には中東より近いし、切磋琢磨する相手が増えるのは良いことだ、と思います。

<99.8.27> ポルトガル移籍を目指してテストのため渡欧していた吉田康弘選手ですが、無事サンタ・クララに採用されチームに合流した模様です。ポルトガルのスポーツ紙(?)「INFORDESPORTO」のホームページに吉田選手のプロフィールが写真と共に掲載されています。(と言ってもあちらでは情報不足らしく、身長、体重など空欄ですが。)サンタ・クララは開幕戦に強豪スポルディング・リスボンと引き分けるなど上々の出だし。吉田選手はベンチ入りできなかったようですが、背番号15をもらったというのはきっと期待の証しでしょう。そのクレバーなプレーぶりは、「見巧者」の多いポルトガルでもきっと高く評価されるはず。彼の試合デビューと活躍に、大きく期待したいと思います。

<99.8.26> 昨日、ようやく帰国しました。あちらではほとんどネットワークに接続できなかったせいで完全にウラシマ状態で、サンフレッチェについてもほとんど把握していないのですが、ぼちぼち復帰していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。さて、豪雨のため前半で中止された福岡とのホームゲームの再試合を10/2(土)に行うことが発表されました。この日程ですとU-22代表の合宿と重なることになりますが、一昨日発表された代表候補には広島からも福岡からも選出されていないためいずれのチームにも不利はないだろう、と判断してこの日が選ばれたものと思われます。テレビの放映についてはまだ情報はありませんが、他にJリーグのゲームがなく、また代表関係もゲームがない(U-22のカザフスタン×タイは日本時間の夕方にあります)だけに、BSが放送してくれるかも知れません。これに伴い、今後のサンフレッチェの日程は次のようになりました。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV放映
5
8/28(土)
18:30
ベルマーレ平塚
平塚競技場
NHK-BS(録)
6
9/4(土)
16:00
京都パープルサンガ
広島スタジアム
SKY PerfecTV!(録)
7
9/11(土)
19:00
柏レイソル
日立柏サッカー場
SKY PerfecTV!(録)
8
9/15(水)
16:00
横浜Fマリノス
広島ビッグアーチ
NHK-BS
9
9/18(土)
16:00
清水エスパルス
日本平スタジアム
NHK-BS/テレビ静岡
10
9/23(木)
15:00
セレッソ大阪
広島ビッグアーチ
広島ホームテレビ/J-SPORTS
3
10/2(土)
15:00
アビスパ福岡
広島スタジアム
11
10/30(土)
15:00
鹿島アントラーズ
広島ビッグアーチ
NHK-BS
12
11/7(日)
15:00
ジュビロ磐田
磐田スタジアム
NHK-BS
13
11/20(土)
14:00
ガンバ大阪
万博
読売テレビ(録)
14
11/23(火)
15:00
名古屋グランパスエイト
広島ビッグアーチ
 
15
11/27(土)
15:00
浦和レッドダイヤモンズ
駒場
テレビ埼玉



<99.8.11> 今日テレビで、ヨーロッパチャンピオンズリーグの3回戦、「チェルシー(イングランド)×スコント・リガ(ラトビア)」と「グラスゴー・レンジャース(スコットランド)×パルマ(イタリア)」を見ました。まずは「チェルシー×リガ」ですが、こちらはUEFAランキング32位のラトビアのリガが遥かに格下。それにチェルシーはホームの2万人を越える観客の後押しもあって攻めまくります。しかし、逆にリガは「格下・アウェイ」らしくしっかり守ってカウンターに撤する戦い。特にGKを中心にした守りはほぼ完璧で、数多いチェルシーの決定的な場面を水際で守ります。とりわけ前半の半ばにはやや厳しい判定で一人がレッドカードを受けて一人少なくなりましたが、必死の頑張りを見せます。攻めるチェルシー、守るリガという図式で緊張したゲームが続き、もしかしたらこのままリガが逃げ切ってホームゲームに望みを託すか、とも思われました。しかし後半も半ばの74分、ついにババヤロの右足が均衡を破ります。更に立て続けに2点を失い、結局最終スコアはチェルシーが実力差を見せつけ3-0に終わりました。が、リガの戦いは非常に面白かったし、また感動的でした。守る、と言っても必死に跳ね返すだけではなく、しっかりと自分達のサッカーをする、と言うのを貫くのです。残念ながらここぞと言うところでのパスの精度が低く、また前半に2度あった決定的な場面を決めきれなかったのが災いしましたが、もし一人少なくならなかったら、また前線にシェフチェンコのようなスーパーエースがいたらどうなっていたか分からない、そんなゲームを見せてくれました。ラトビアと言ったら、世界的には無名です。が、旧ソ連時代やそれ以前からの伝統が脈々と生きていて、きっちりとした選手作り、チーム作りがなされているのかも知れません。ヨーロッパの広さ、奥深さを思わせれたゲームでした。
続く「レンジャース×パルマ」も、UEFAランキングから言えば26位×1位と明らかに格の違う対戦です。しかし、ゲーム展開は違いました。スコットランドは既にシーズンが始まっているのに対し、イタリアはまだまだろくにチーム作りもしていない、と言う状況の違いからか、あるいはレンジャースのホームだったからか。ゲームは全くの互角か、むしろレンジャースが押し気味の展開。そしてその流れが決定的になったのが前半の退場劇からでした。パルマのカンナバーロがレンジャースのウォレスを突き飛ばしたプレーは正当なショルダーチャージにも見えましたが判定はイエローカード。彼にとってはそれが2枚目で、あっさりと退場を命じられました。ウォレスとヴィドマー(トニー。もちろん、サンフに居たA・ヴィドマーの兄弟でしょう。弟だっけ?)を中心に攻めを組み立てるレンジャースに対し、新加入のオルテガが空回りするパルマ。そして均衡を破ったのは、そのヴィドマーでした。35分ごろ、ロングパスを左サイドで受けると中央に持ち込んで右足を一閃すると、ボールはDFの股の間を抜けてゴールネットに突き刺さりました。その後もレンジャースのペースは変わらず、更に後半にも1点を加えチャンピオンズリーグ本戦に向けての貴重な1勝をゲットしました。なんでも、歴史的にスコットランドのチームはイタリアのチームにほとんど勝ったことがないそうですが、今回は圧倒的に有利な立場に立った、と言えそうです。

<99.8.8> 昨日はスコットランドプレミアリーグの第2節、「グラスゴー・セルティック×セント・ジョンストン」のゲームを見に行ってきました。セルティックはレンジャースと並ぶスコットランドの強豪チームで、2年前にはサンフレッチェ退団後のヤンセン氏が監督として率いて優勝しています。対するセントジョンストンは昨シーズンのリーグ3位のチームで、言わば強豪同士の対戦。セルティックにとってはホーム開幕戦と言うこともあって、62,000人程入る欧州でも有数の巨大スタジアムであるセルティックパークは満員の観客で埋まりました。ゲームもそれにふさわしい熱戦か、と言うと実はそうでもなく、セルティックが終始圧倒。スコットランドリーグは「2強(レンジャース、セルティック)8弱」(プレミアリーグは10チームの4回戦総当たりです)であると言われますが、それを裏づけるような展開でした。セルティックはショートパスを繋いで様子をうかがいサイドに大きく展開してチャンスを作り、トップに張ったラーソンの突破に賭ける、と言うパターン。どこかで見たことがあるな、と思ったら、つまりは久保に比重がかかるサンフレッチェと同じような戦術です。これまでサンフレッチェのサッカーについて「イングランドスタイル」と言われてもう一つピンと来てなかったのですが、このゲームを見てサンフレッチェとセルティックのやっているサッカー(と言うか、目指しているもの、と言うべきかも)は同じようなものだな、と思いました。結局ゲームは、セルティックがセットプレーをきっかけに3点を奪って3-0で圧勝。セント・ジョンストンはノーチャンスという感じで、このチームはUEFA杯の予選に出場するようですがかなり苦しいのでは?と思わされました。
ところでセルティックのファンの雰囲気ですが、やはり同じヨーロッパと言ってもドイツとはまた違いますね。上にも書いたようにこのゲームは6万人以上の観客が集まったわけですが、この中には特に「サポーター」と言うかいわゆる応援団が全然居ません。セントジョンストン用のメインスタンドの一角を除いてはほとんど全域にレプリカを着た熱狂的なファンが座っていて、常にどこかから声が沸き起こる、と言う感じ。私はメインスタンドから見て右側のゴール裏、普通ならアウェイの場所にいたのですが、そこからも何人かのファンが大きな声を上げて歌を歌い出すとその周りが自然に声を揃えて合唱になる、と言う感じです。それがスタンドのあちこちからわき起こり、更に良いプレーには自然に拍手や歓声が起こるのです。特定の応援団がいない、と言う点ではアメリカンスポーツのスタジアムとも同じなのですが、なんとなく「レジャー」として見に来ているような著しく集中を欠いたアメリカの様子とは違って、スコットランドの観客はゲームに熱中して「人生を賭けている」と言う雰囲気でした。地元の新聞によるとセルティックは5月のゲームで審判(たぶん)にファンが何かを投げつけて怪我をさせた、と言うことでたいそうな罰金を払うことになったそうですが、このゲームではそのような事もなく誰かが少しでも怪しい振舞いをするとすぐにPOLICEが来て連れ出してしまっていました。ゲームが大勝だったからか荒れた雰囲気も全く無し。まあ、良く言われるようにイギリスではサッカーは労働者階級のスポーツだそうですがまさにそのような感じなので、気の弱い人にはあまりお勧めできない観戦環境ではあるのですが。ともあれ「熱血トムソン」のルーツであるスコットランドのサッカーとそれを取り巻く環境は、私にとっては非常に興味深いものでした。

<99.8.7> スコットランドに来て昨日が4日目。グラスゴーの街の雰囲気をお伝えします。イギリス全体がそうなのか、あるいはスコットランドに特有なのかは知りませんが、まずは街行く人の服装にまず注目しました。なんとなく「今ジョギングしてきたよ」と言う感じで、トレーニングウェアにスニーカーで中心街に来ている人が非常に多いのです。うちの妻は「服装を気にしない人が多い」と言う言い方をしていましたが、しかし日本で時々見る「ジャージ姿のおじさんが散歩のついでに街に出てきた」と言うのとはちょっと違って、それなりにブランドもののスポーツウェアを着こなしてカジュアルウェアにしている、と私は受け取りました。特に若い人はその路線上で、一種の「おしゃれ」としてレプリカを着て街に出てきていると言う感じでした。そのレプリカも地元のチームである「グラスゴー・レンジャース」と「グラスゴー・セルティック」ばかりではなく(もちろん、この両チームのウェアを着た人は非常に多かったのですが)、プレミアのチームやセリエA、オランダなどのナショナルチームや更にはブラジルのチームまで、様々なチームのレプリカ姿が街を闊歩していました。こう言う雰囲気に対応してか繁華街にはスポーツ用品店があちこちにあって、いろいろなレプリカを販売しています。ある店には、なんと浦和レッズのレプリカまで売っていました。(イタリアではサンガのレプリカも売ってましたっけ。UMBROはあんまり地域性関係無しでレプリカを卸しているようです。)この時期は新しいシーズンが始まる、と言うことで各チームの新しいユニフォームも発売され、街は非常に活気のある雰囲気。昨日私は今日のゲームのためにセルティックのホームスタジアムに行ってみたのですが、そこのクラブショップでは平日の昼間なのにたくさんの人が集まり、建物の外まで続く長い列を作ってグッズを買い求めていました。これこそまさに、サッカーが生活の一部となっている国の雰囲気なのでしょう。私にとっては、非常にうらやましい光景の数々でした。

<99.8.4> 昨日は広島発のシンガポール航空を使った関係で、ストップオーバーでシンガポールに一泊しました。シンガポールでもやはり一番人気はサッカー、と言うことで、街では結構沢山の人(特に子供〜若者)のレプリカ姿を目にしました。この国で人気のあるようなのはやはりイングランドのプレミアリーグとイタリアのセリエAのようでしたが、一人、日本代表の中山の名前入り「レプリカ風Tシャツ」を着た人を見ました。初めは日本人かとも思ったのですが、別に代表が来ている訳でもないし日本人がそんな服装をしている理由も無い。たぶん、例のアジア最終予選(この会場だったジョホール・バルはシンガポールのすぐ近くです)が行われたときにやってきた日本人とユニフォームの交換か何かをして手に入れた、地元民じゃないだろうか、と言うのが私の予想です。シンガポールの人にとっては日本はプレミアやセリエ程では無くても「ちょっと強い、近い国」ではあるのでしょうし、Jリーグもちょっとはこのへんをターゲットにした商売を考えても良いかも。マンチェスター・ユナイテッドなんてオフィシャルショップを開店するぐらい気合を入れているのですから。

<99.8.2> 昨日吉田サッカー公園で行われたサテライトの広島フジタSCとのトレーニングマッチは、4-0(前半2-0)でサテライトが勝ちました。サンフレッチェの得点者は松永2、池田、菊地。サンフのメンバーはGK:佐藤、DF:池端(→山下)、行友、川島、MF:菊地、宮崎、吉田幸(→松岡)、高松、杉本、FW:秋元(→池田)、松永。高松と杉本は練習生だそうです。

<99.8.2> 一昨日開幕し、昨日からゲームが始まったクラブユース選手権の初戦で、サンフレッチェユースはベガルタ仙台ユースに3-0(前半0-0)で勝ちました。なお、同じグループのもう1試合、平塚と福岡の対戦は3-1で平塚が勝ち。予想通り、平塚ユースが上位進出のライバルになりそうです。

<99.8.2> プレスリリースから。1st stageで行われて好評だった「応援ありがとうキャンペーン」が、2nd stageでも行われます。対象となるのは2nd stageのホームゲーム8試合で、全試合観戦で「パーフェクト賞」(28型BS内蔵フラットテレビ+お好きな選手のサイン色紙)が10名様、5試合以上観戦で「Vゴール賞」(お好きな選手のサイン入りレプリカユニまたはオリジナル時計+サイン色紙)が100名様、3試合以上観戦で「ハットトリック賞」(お好きな選手のサイン入り写真パネル)が500名様に当たります。また、Wチャンス賞として、来年のオリジナルカレンダーが当たります。応募方法は、ホームゲーム開催会場で配布される「Oleカード」に来場記念スタンプを押してもらい、集めること。〆切は12/10必着です。

<99.8.2> これもプレスリリースから。8/8にV-POINTで、森保選手が一日店長を務めます。時間は13時から15時で、お客様へのあいさつ、商品の手渡しやサインなどを行います。またここで、森保選手のサイン入りA4サイズ写真を30枚限定で販売するほか、ユニフォームを予約された方に森保選手の直筆サイン色紙を贈呈します。

<99.8.1> 昨日行われた福岡とのトレーニングマッチは、猛烈な暑さのせいか動きに精彩を欠き1-1の引き分けに終わりました。オールスター出場の久保を欠いた広島の布陣は
         下田

  フォックス ポポヴィッチ 上村

沢田       森保        服部

    山口        藤本

      高橋    徐
と、徐が久保の代わりに入ったメンバー。今やサンフの「生命線」ともなった久保が不在のときにどうするか、その格好のテストケースとなったゲームでしたが、結果的には久保の存在の大きさをクローズアップさせるような、皮肉な結果となってしまったようです。前半から動きが悪くミスの目立つサンフは福岡に中盤を支配され、序盤は藤本のドリブル突破からチャンスを作ったのみ。ようやく32分、セットプレーから徐が蹴り込んで先制しましたが、その3分後に逆にFKから同点に追いつかれました。その後も何度か危ない場面を迎えながらも福岡のシュートミスに助けられ、ようやく引き分けに持ち込んだ、と言う感じだった模様。トムソン監督は、ポポヴィッチ、フォックスの二人にいかりの矛先を向けていたようですが、全体的にミスの多い見どころの少ないゲームだったようです。ひどい暑さだったことを割り引いても、開幕まで1週間に控えて不安ばかりが残る練習試合でした。
なお、この日は90分間フル出場した徐選手ですが、得点シーン以外はこれと言って目立った活躍ができず採用決定、とはならなかったとのこと。特に後半は暑さから来る疲れからか、あるいは調整不足が祟ったかほとんど動けず久保の代役とはなり得ないところを露呈したようです。トムソン監督は「徐東源はいい選手だが、今は点取り屋がほしい。難しい状況だ」と語るにとどまり、「採用確率は六分四分」とのこと。今日韓国に帰国し、合否の連絡を待つことになるようです。

<99.8.1> 昨日、オールスターに初めて選ばれた久保選手はJ-WESTの9番を付けて先発出場し、無得点のまま前半だけで退きました。登録上は永島、ストイコビッチと3トップながら実質的には久保のワントップ気味の布陣のJ-WESTは、ストイコビッチがかなり後まで下がってゲームメークしたせいかほとんど久保までボールが渡らず、消えている時間帯が長い状態。久保も初めは動き方にとまどいがあったのか、それほどボールを呼び込む動きもありませんでしたが、しかし時間が経つにつれてフィットして来たようで、左サイドで洪明甫と競り合って突破するとか、あるいはストイコビッチとの華麗なパス交換を見せるなど、その能力の一端を見せました。後半、久保に代わって入った黄善洪がすばらしかったので印象はかなり薄くなってしまいましたが、もう少し使ってもらえれば、おそらくもっとゴールに絡む動きができたのではないでしょうか?


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