1/14〜1/20のSANFRECCE Diary


<07.1.20> サンフレッチェは昨日、今シーズンの新しいユニフォームを発表しました。ユニフォームを新調したのは2年ぶりで、サプライヤーは16年連続でミズノ。新素材の採用と脇の部分のメッシュ化により吸汗速乾性とべとつきにくさが向上し、昇華プリントの手法を取り入れたことなどにより20%軽くできたそうです。そしてホーム用は紫に「紫紺」を組み合わせ、メッシュ部分にはグラデーションを取り入れるなど、これまでのデザインを踏襲しながら現代的なテイストを取り入れています。一方アウェイユニホームはデザインを一新。白を基調にグレーの太いラインを入れたものになりました。またGK用はファーストがオレンジ色、セカンドが水色になり、更に初めて背中に選手の名前が入ることになっています。サポーター用の販売予約受付は昨日から開始され、大人用のサイズの価格はホーム用が10,290円、アウェイ用が11,340円となっています。胸番号、背番号、選手名はそれぞれ別に注文でき、全部入れると5,670円。サンフレッチェクラブ会員は、1,000円ちょっと割引になります。(ただし、たぶんV-POINTで直接購入する時のみ。)1次予約は1/31までで、お渡し予定日は2/24。2次予約は2/1〜18で、ここまでに予約すれば開幕までには手に入る、とのことです。V-POINTに行けない方はオフィシャルネットショップe-VPOINTでお申し込み下さい。
 また、昨日サンフレッチェは「クラブスローガン」と「2007チームスローガン」も発表しました。クラブスローガンは昨年を踏襲して「WE GET DREAMS.」。「勝利」や「優勝」のような「DREAM」だけでなく、「すぐそばに芝のグラウンドを」と言うJリーグの理念などを含めたものとなっているそうです。一方今年のチームスローガンは、「Der Beste Spieler ist die Mannschaft. すべてはチームのために」。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の「ベストの選手がチームだ」と言う言葉を意訳し、監督のシルエットとともに掲げることになりました。これは何があろうとペトロヴィッチ監督とともに今年1年を戦う、と言うクラブの決意の表れだとも取れます。昨年は監督の途中交代や後任人事の難航などがあり、チームがバラバラになりかけたこともありましたが、今年はそのような事の無いように、一丸となって戦い抜いて欲しいと思います。
<07.1.19> オーストラリア・ユース・オリンピックフェスティバルの第2日目。オーストラリアと対戦したU-18日本代表は後半ロスタイムに追いつかれ、3-3で引き分けました。日本のメンバーは、大谷、鈴木、堀田、椋原、三宅(→當間74分)、香川、山本、柿沼、清武、丸谷、横竹。日本の得点は、前半40分に丸谷、ロスタイムに清武、そして後半18分に山本でした。なお、韓国対中国は韓国が8-0で勝ちました。
<07.1.18> 昨日「オーストラリア・ユース・オリンピックフェスティバル」に参加中のU-18日本代表は中国と対戦し、中野(31分)、井澤(51分)、横竹(58分、67分)、香川(71分)のゴールで5-0で勝ちました。記録によると日本のメンバーは、大谷、當間、下田、鈴木(→堀田60分)、椋原、香川、山本(→柿沼45分)、丸谷、清水(→中野78分)、井澤、横竹となっていますが、中野が31分にゴールを決めたことになっているので、もしかしたら先発と途中交代が逆なのかも知れません。なお、韓国対オーストラリアは韓国が1-0で勝ちました。
<07.1.17> 最近、他のクラブからは頻繁に移籍の情報が流れてきています。大物では宮本恒靖、三都主アレサンドロのザルツブルグ入りに続いて、阿部勇樹が浦和に移籍。更に大久保嘉人の神戸への、久保竜彦の横浜FCへの移籍が発表されています。柏、東京Vからの大流出があった昨シーズンに比べて「静かだ」と言われていた今シーズンのオフですが、ここに来てようやく激しく動き出した、と言う感じ。各チームとも今シーズンのチームの始動に間にあうようにと言うことで、今週から来週で一気に決めてしまおうと動いているのではないでしょうか。
 一方、ほとんど「無風」と言えるのがサンフレッチェ。レンタルから復帰する高萩と田村、新人の平繁と遊佐が「新戦力」と言えるもので、外国人枠を残してシーズン途中での補強の含みを残しているとは言え、昨年とほぼ同じメンバーでスタートすることが確定しています。ただ、実際のところは「同じメンバーでスタートできる」と言うところが重要で、戸田を完全移籍で獲得できたこととウェズレイと再契約できたこと、そして他の主力組も全員が残ったことは大きなアドバンテージだと言えるでしょう。と言うことで、予想される今季の布陣は次のようになります。
       下田

   森崎和 戸田 ダバツ

       青山
駒野            服部
     柏木  森崎浩

   佐藤寿  ウェズレイ
 また各ポジションには次の控え選手が並ぶことになります。
       木寺(河野)

   槙野  吉弘  盛田(中尾)
   (橋内)
       高柳(遊佐)
李             入船
     高萩  桑田(趙)

    前田(平繁)上野(田村)
 昨年実績を積んだレギュラー組が「戦える」チームであることは確かだと思いますが、ただ他のチームにも研究されるはず。従って各選手が昨年以上に成長しなければ、上を狙うことはできないでしょう。また今年は五輪予選とU-20W杯があるため、仮にリーグ戦と重ならないように試合が組まれたとしても代表選手が疲弊するのは必然。となると、少なくとも年代別代表の主力である青山、柏木はチームでフルに戦うのは難しい、と考えておいた方が良いでしょう。その上、昨年は27試合に出て16ゴールを奪ったウェズレイも今年は35歳。怪我や疲労でお休みする事は常に考えておかなければなりません。怪我によるリタイアの可能性はどのポジションにでも言えることではあるのですが、少なくとも中盤とFWの選手は仮に控えに甘んじていても、いつでもレギュラーに取って代われるように力を付けておかなければならない、と思います。
 そう言う意味で、今季最も期待できるのはMFでは高萩と高柳、FWでは前田でしょう。昨年の高萩は愛媛で44試合に出場し、3得点を挙げただけでなく中盤の「王様」として愛媛のJ2初年度の躍進に貢献しました。しかしやはりJ2とJ1はボールに対する寄せの鋭さなどが違いますし、また愛媛と広島では戦術も違います。昨年以上に大きく成長する気構えでやらなければ、出場機会をつかむことはできないでしょう。同じことは、広島でそれなりに実績を積んでいる前田と高柳についても言えます。彼らの能力が高いことは既に誰でも分かっていることだと思うのですが、それを実際に練習と試合で見せることができるかどうか、はまた別。気持ちのムラを無くしてコンスタントに力を発揮できるようにならなければ、昨年の繰り返しになってしまうでしょう。同期の桑田も昨年終盤には監督の信頼を得ていますし、またユースから昇格してきた平繁、遊佐も急成長して来ます。今年ポジションをつかまなければ来年は無い、と言う気持ちで、力を伸ばして欲しいと思います。また、昨年ポジションを取ったところで大怪我を負ってしまった吉弘や、U-19代表で中心選手だった槙野、ブラジルと愛媛での武者修行から戻った田村、更に入船、橋内、中尾、趙らにも必ずチャンスが与えられるはず。彼らが順調に成長してくれるなら、今後何年にもわたってのチームの財産になるに違いありません。
<07.1.16> 先週発売の「紫熊倶楽部」2月号(Vol. 108)のトップ記事は服部公太選手のインタビュー。4年連続フルタイム出場の「鉄人」が、昨年のチームと自分のプレーを振り返りながら、「点とかアシストとか、誰が見ても分かる結果を出したい」と今季の目標を語っています。
 続く記事は、ペトロヴィッチ監督の昨年の戦いを吉田安孝さんと中国新聞の佐藤正明記者、そして中野和也編集長が語り合っています。チームを間近に見ていた3人の鼎談と言うことで、練習のやり方から選手の素顔など縦横に語り合っています。
 これに続くのは「クラブ経営 2006年の反省と2007年躍進の誓い」という記事で、20万人を割ってしまった観客動員について、あるいは2年連続で計上した赤字について、どのように立て直していくかについて論じています。
 外部ライターによるコラムはいつものように4本。金広督子さんは「優勝を、ありがとう」というタイトルでJユース杯の優勝について。石井百恵アナウンサーは「2007年、私の宿題」と言うことで、リーグ戦で20ゴールという公約を果たせなかった佐藤寿人選手の「罰ゲーム」を題材に、今年の自分の宿題について考えています。広島ホームテレビの望月ディレクターは「新しいシーズンに向けて」と言うことで、駒野選手と行った忘年会などについて。私は「『広島の時代』へ」と言うことで、若手育成に向けての期待を綴っています。
 中野編集長によるスペシャルコラムは、今季から故郷の愛媛でプレーすることになった大木選手について。また次には、所属クラブを変えた八田、佐藤昭、中里の各選手にエールを送っています。更に後ろのカラーページでは、Jユース杯で優勝したユースの特集。最終ページの「サンフレッチェを支える人々」ではドイツ語の通訳を務める杉浦大輔さんを取り上げています。
 「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTや広島県内の主要書店、新宿の広島ゆめてらすなどで販売中です。また通販と年間購読の問い合わせは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<07.1.15> 1/9にJリーグ合同トライアウトの第2回がフクダ電子アリーナで行われ、選手69名、スカウト陣112名が集まりました。昨年サンフレッチェに在籍した選手は全員の行き先が決まっていたため誰も参加しておらず、過去に在籍した選手の中で出たのは福岡から川崎Fにレンタルされていた松下裕樹選手のみ。第1回に出ていた松浦宏治(東京V→岡山)は草津入りが決まったため出ていません。また井手口純(徳島)、上村健一(東京V→YSCC)も第1回は参加していたものの今回はリストにはないのですが、移籍先が決まったのかどうかは不明です。
 その他の過去に広島に在籍した選手の動向ですが、横浜FCから水戸にレンタルされていた河野淳吾は徳島入りが決定。仙台にレンタル中だった池田昇平は千葉への完全移籍が決まっています。更に横浜FMの久保竜彦は契約で揉めているらしく、横浜FCへの移籍が確実視されています。一方、京都の上野秀章は移籍リスト入り。C大阪の柳本啓成はシーズン終了とともに引退を表明しています。因みにユース出身選手では、新潟の藤井大輔が出場機会を求めて草津へ期限付き移籍し、阪南大の寄井憲は甲府入りが決まりました。
<07.1.14> 先日日本サッカー協会は、1/17からオーストラリアで行われる「オリンピックフェスティバル」に参加するU-18代表を発表し、サンフレッチェユースからは横竹、中野が選ばれました。今回選ばれたのは次の18人。
【GK】大谷(浦和ユース)、川俣(鹿島ユース)
【DF】當間(東海大五高)、鈴木(福岡U-18)、堀田(柏ユース)、
    椋原(FC東京U-18)、三宅(名古屋U-18)
【MF】香川(C大阪)、大塚(滝川二高)、下田(秋田商高)、
    井澤(FC東京U-18)、山本(磐田ユース)、柿沼(大宮ユース)、
    清武(大分U-18)
【FW】清水(東海大五高)、丸谷(境高)、中野、横竹(広島ユース)
 スケジュールは1/17に中国、1/18にオーストラリア、1/20に韓国と対戦することになります。また先日広島を退団した牧内氏が、このチームを監督として率いることになりました。
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