11/22〜11/28のSANFRECCE Diary


<09.11.28> 中国新聞とホットニュースによると、森崎浩のコンディションが上がってきていることから先発もある、とのこと。体力面が心配ですが、むしろ先発で行けるところまで行く、という起用になる可能性が高そう。磐田は中盤に能力の高い選手が揃っているだけに、そこでいかにアイディアを出せるかがポイントとなるのではないでしょうか?中山の磐田でのラストゲームと言うことで異様な雰囲気になる可能性もありますが、選手たちにはその雰囲気に負けないよう気持ちを強く持って戦って欲しい、と思います。
 今日の試合会場はヤマハスタジアムで、午後2時キックオフ。テレビ放送はスカパーch363、スカパーe2のch301の他に、BS-TBSでも生中継が予定されています。今日は久々にブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをご覧下さい。
<09.11.27> 明日はJ1リーグ戦第33節。サンフレッチェはアウェイで磐田と対戦します。
 第28節に柏を下した磐田でしたが、その後は調子が上がらず4試合で勝点2。J1残留が第30節で決まったこともあり、2ヶ月近くプロ相手の勝利がありません。9月以降の戦績は次の通り。
25A ●1-2 大分   【磐】イ・グノ、【分】東、高橋
26H ○3-0 京都   【磐】イ・グノ、前田、西
27A ●2-3 FC東京  【磐】前田、イ・グノ、【東】石川、長友、赤嶺
28A ○2-1 柏    【磐】前田、成岡、【柏】フランサ
天2 ○2-0 高知大  【磐】犬塚、船谷
29H △0-0 鹿島
30A △3-3 名古屋  【磐】前田3、【名】OG、ケネディ、玉田
天3 ○3-1 鹿屋体大 【磐】那須、イ・グノ、前田、【鹿】中筋
31H ●0-2 新潟   【新】大島2
天4 ●1-3 名古屋  【磐】カレン、【名】吉村、吉田、杉本
32A ●2-3 浦和   【磐】前田2、【浦】エジミウソン3
 世代交代を進めるためか、中山、鈴木との契約解除を発表したのに続いて村井、茶野にも解雇通告。また前田、駒野の日本代表コンビにも他クラブからオファーが舞い込むなど、チームは大きく揺れ動いています。ただ、明日が今季のホームラストゲームと言うことで「勝って退団する選手を送り出したい」と言う気持ちは強いはず。明日はチーム一丸となって勝利を目指してくるに違いありません。
 対するサンフレッチェは怪我人続出でメンバーを揃えるのもままならない、と言う状態が続いています。今週は佐藤寿、李忠成のツートップを試したりしていたそうですが、中国新聞によると昨日は柏木をボランチに下げての3-6-1だったとのこと。いずれにしろ明日は李忠成のリーグ戦初先発が見れるのではないでしょうか?
        中林

    槙野  中島  盛田

      柏木  森崎和

森脇              服部

     李忠成   高萩

        佐藤寿

SUB:下田、横竹、岡本、高柳、李漢宰、森崎浩、平繁
 磐田とは今季2度対戦して2連敗。しかも3点とも前田にゴールを決められる、と言う屈辱を経験しています。どちらの試合でも流れを作っていたのは広島だっただけに、今度は是非とも結果が欲しいところ。4位でフィニッシュしてACL出場権獲得の可能性を残すためにも、何としても勝利を挙げて欲しいと思います。
<09.11.27> 中国新聞によると、久保と来季の契約を結ばないことが昨日明らかになった、とのことです。2003年に横浜FMに移籍し、横浜FCを経て広島に復帰した久保は、昨年は25試合に出場して3得点を挙げるなどJ1昇格に貢献しました。しかし今季は2試合に出場しただけでノーゴール。6/3のナビスコ杯大分戦を最後にベンチ入りもありませんでした。練習を見た人の話によると体調が悪いわけではなさそうですが、やはり年齢による衰えか、あるいは広島のサッカーにフィットしていない、と言うことなのかもしれません。サポーターにとっては非常に残念なのですが、これもやむを得ないことか。来季もプレーする場を見つけられるよう、祈りたいと思います。
<09.11.27> 日本サッカー協会は昨日、12/8,9に行われる日本代表ショートキャンプのメンバーを発表し、広島からは佐藤寿が選ばれました。今回選ばれたのは次の19人。
【GK】楢崎(名古屋)、川島(川崎F)、西川(大分)
【DF】中澤(横浜FM)、闘莉王(浦和)、駒野(磐田)、岩政、内田(鹿島)、
    今野、徳永、長友(FC東京)
【MF】遠藤(G大阪)、中村憲(川崎F)、阿部(浦和)
【FW】玉田(名古屋)、佐藤寿(広島)、大久保(神戸)、岡崎(清水)、
    興梠(鹿島)
 今回は欧州組の中村俊、松井、長谷部、本田、稲本は招集せず、怪我で南ア・香港遠征を外れていた楢崎、中村憲、長友と興梠が選出されています。今回は体力測定とミーティングのみで、練習は行わないとのこと。選手・スタッフ間の意思疎通を緊密にすることが目的だそうです。Jリーグ終了直後で、かつ12/4にW杯の組み合わせが決まった直後と言うことなので、対戦相手を想定しながら今後に向けての意思統一をする、と言う感じになるのではないでしょうか?
<09.11.26> 日本サッカー協会は先週、香港で行われる東アジア競技大会に参加するU-20代表を発表し、広島からの選出はありませんでしたが愛媛にレンタル中の内田が選ばれました。今回選出されたのは次の23人。
【GK】松本(順天堂大)、大谷(浦和)、増田(流通経大)
【DF】當間(鹿島)、比嘉、山村(流通経大)、鈴木(新潟)、
    鎌田、村松(湘南)、菅沼(G大阪)
【MF】遠藤(水戸)、宮澤(札幌)、河井(慶応大)、青木(大宮)、
    押谷(岐阜)、内田(愛媛)、山本康(磐田)、河野(東京V)
【FW】永井(福岡大)、柿谷(徳島)、大塚(G大阪)、大迫(鹿島)、
    登里(川崎F)
 東アジア競技大会は12/5開幕ですが、U-20代表は12/2の北朝鮮戦が初戦で12/7にマカオとの2試合目を戦い、12/10に準決勝、12/12に決勝または3位決定戦を戦うことになります。
<09.11.25> 昨日、名古屋戦の録画放送を見ました。内容はほぼ予想通り。両監督の言う通りで、締まった好試合だったと思います。特にサンフレッチェは中盤の選手(特に柏木と高萩)の運動量が多かったためか、パスが面白いように繋がるシーンが良く見られました。決定機は前半の森脇のループとその直後の服部のシュート、前半終了間際の佐藤寿、後半の柏木、李忠成のシュートシーンなどだけで決して多くは無かったのですが、その一歩手前までは良い形を沢山作っていました。ストヤノフ、青山の不在によりロングパスで崩すことができなくなり、単調な攻撃しかできなくなっていた最近のサンフレッチェでしたが、彼ら2人が居なくてもサンフレッチェのサッカーはできる、と言うことを示した試合だったと思います。
 名古屋のストイコビッチ監督は、オシム監督の薫陶を受けたと言う意味では広島のペトロヴィッチ監督と同じ。サッカーのスタイルとアプローチは違うものの、目指しているものは同じ、と言って良いでしょう。その両者が激突した今年のリーグ戦はいずれもスコアレスドローに終わりましたが、これは言わば達人同士の切り合いみたいなもの。にらみ合っている時間が長く切っ先を交わすことが少なくとも、両者の間には激しい火花が散っていたのだと思います。勝点3を取れなかったのは残念でしたが、次に繋がる試合だったと言って良いのではないでしょうか?
<09.11.24> 遅くなりましたが、先々週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol. 142)を紹介します。
 トップ記事で取り上げられているのは森崎和幸選手。最初は目に映るものが全てぼやけて見える、と言う症状から始まって、不眠症、食欲不振、思考力の低下などどんどん症状が悪化します。その上チームもなかなか勝てない時期が続き、それが彼のストレスとなって心と身体を蝕み、ついに「慢性疲労症候群」でリタイア。「生きることが楽しいなんて、思えなくなった」と言うほどの状況にまで追い込まれて一時は引退を決意したそうです。しかし、家族の支えと励ましがあり、指揮官の思いやりがあり、更にチームメイトの暖かさが彼の復帰を後押しして、ついに清水戦での復活に至りました。苦しみを乗り越えながらチームに戻ってきた「俺達の誇り」森崎和幸選手のストーリーは、サポーターにとっては必見です。
 マッチレポートはリーグ戦のG大阪戦と川崎F戦、大宮戦、そして天皇杯の2回戦、3回戦。ユースレポートは3位に終わった高円宮杯を取り上げています。またジュニアユースレポートも高円宮杯予選となっています。連載「スタッフたちの『ガンバロウゼ』」は「サッカーになど、全く興味が」なかった、と言うサンフレッチェ広島講演会の白石和男さんです。また「SIGMA REPORT」ではオフィシャルDVDの2009年版(因みに昨年版は浦和、鹿島に次いで3位の売り上げだったらしい)の編集をしている西尾浩二さんを紹介しています。
 「サンフレッチェPASPY」の紹介、紫熊短信、READER'S AREAを挟んで、後の特集ページで登場するのは中島浩司選手。主力が次々とリタイアしたチームを救った彼のサッカーとチームについての思いを綴っています。「サンフレッチェ広島スクールレポート」では指導者を指導する、と言う「育成ミーティング」の紹介。最終ページではサポーターグループ3組を紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン紫熊倶楽部は定価350円。V-POINTやホームゲーム会場、広島県内大手書店、新宿の「広島ゆめてらす」、ジュンク堂池袋本店等で発売中です。
<09.11.23> サンフレッチェは先週、流通経済大学の石川大徳選手の加入が内定した、と発表しました。東京都出身の石川は流通経済大柏高を経て流通経済大に進学。1年生の時からコンスタントに試合に出場し、昨年はゴールも決めています。また昨年は水戸の特別指定選手として1試合だけリーグ戦の出場も経験しました。そして10月末から11月に広島の練習に参加し、11/1に行われた福岡教育大との練習試合にも出場。その時は怪我のため21分間しかプレーできませんでしたが、光るところを見せたのではないか、と思います。
 サンフレッチェのサッカーではサイドアタックが重要な要素を占めますが、右サイドはミキッチの怪我もあり李漢宰や森脇を起用しながら何とかやっている、と言う状況。また左は服部が頑張っているものの、年齢を考えればそろそろ次を考える必要があります。噂のように駒野を獲得できれば当面は問題ないのですが、それでも若手の層の厚さは必要です。新人選手の獲得は高校生が中心だったサンフレッチェにとって、大学生を取るのは西河以来5年ぶり。新卒選手と言うことになると、2003年の松浦以来7年ぶりの獲得となります。サンフレッチェで大学生は大成しない、と言うイメージがありますが、それは単にほとんど獲得しなかったから。石川にはこのイメージを破るような活躍をして欲しい、と思います。
<09.11.22> 昨日、ホームで行われたJ1リーグ戦第32節名古屋戦はスコアレスドローに終わり、3位以上の可能性が無くなりました。
 サンフレッチェの先発メンバーは大宮戦と同じ。ベンチに今季初めて森崎浩が入って、次の布陣で戦いました。
        中林

    槙野  中島  盛田

      高柳  森崎和(→森崎浩89分)
      (→横竹58分)
森脇              服部

     柏木    高萩

        佐藤寿(→李忠成80分)

SUB:下田、岡本、李漢宰、平繁
 対する名古屋は楢崎とパヤリッツァが久々に復帰して、GK:楢崎、DF:吉田、パヤリッツァ、増川、阿部、MF:小川、中村(→巻68分)、吉村、三都主(→マギヌン58分)、FW:ブルザノビッチ(→杉本82分)、ケネディ、と言うメンバーでした。最初の決定的なシーンは前半31分で、スローインからブルザノビッチが飛び出しましたが、盛田が寄せ中林がカバーしてシュートを許しません。逆に33分、森脇のループシュートがバーに弾かれ、こぼれを繋いで服部が強烈なシュートを放ちましたが楢崎に弾かれます。その後も広島が何度かダイレクトパスを繋いで相手ゴールに迫り、42分には森崎和がミドル。ロスタイムには佐藤寿がカウンターからシュートしましたが枠外に外れました。
 後半最初の決定機は名古屋で、5分に小川のクロスにケネディが飛び込みます。両チームとも選手を入れ替えながら何とか崩そうとしますが、守備の集中が高く最後の壁を崩せません。32分にはバックパスをさらわれ、ケネディが中林をもかわしてクロス。これを巻が頭に当てましたがボールは枠を外れます。広島はロスタイムに高萩のクロスに李忠成が頭で合わせましたが、楢崎のスーパーセーブに阻まれジ・エンド。両チームとも最後までゴールを割ることができずに勝点1ずつを分け合いました。
 私はダイジェストも見ていないので内容についてはまだ何も書けないのですが、試合後に両監督が「今日の試合の内容は、素晴らしかった。いいテンポだったし、レベルの高いゲームだったと思う」(ペトロヴィッチ監督)、「試合はよかった。我々も広島もいいプレーを見せたと思う」(ストイコビッチ監督)と語っているように良い内容だった様子です。得点できなかったのは残念ですが、それはどちらも守備を頑張ったからで、特に悲観する必要は無いと思われます。しかしそれ以上に広島にとって重要なことは、森崎浩司が戻ってきたことに尽きます。昨年からオーバートレーニング症候群の症状があった、と言う彼は、1月にリタイアするとその後は起き上がることもできない時期があった、とのこと。兄の森崎和が「普通の生活が出来るようになってくれればいい」と願っていたほどで、そのまま引退の可能性もあったのだそうです。しかし8月にチームに戻って来てから徐々にコンディションを戻し、ついに1年ぶりにビッグアーチのピッチに立てたと言うことは、チームにとって何よりも大きなプレゼントだと言って良いでしょう。(火曜日以降にビデオを見て書き直す予定です。)

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