10/7〜10/13のSANFRECCE Diary


<12.10.12> プレスリリースによると、明後日10/14(日)に「サンフレッチェ広島ファン感謝デー2012」が行われます。開催場所は吉田サッカー公園の人工芝グラウンドで、開場は12時半。選手は1時ごろから出演して、「豪華賞品続々のじゃんけん大会」や「選手のスゴ技披露!あなたのためにキックターゲット」「借り物競争タイムトライアル」「お宝グッズ抽選会」等を行います。入場は無料ですが吉田サッカー公園駐車場に直接乗り入れることはできませんので、臨時駐車場からのシャトルバスをご利用頂くか、JR向原駅からの送迎をご利用下さい。また小雨決行の予定ですが、悪天候の場合は明日の午後6時を目処にイベント開催の可否を決定するとのことです。
<12.10.11> 先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第15節で、サンフレッチェユースは名古屋U18を3-0で下して優勝に王手をかけました。メンバーは、GK:中村慧、MF:西嶋、浅野間(→宮内86分)、末廣、野津田、中野(→柄脇80分)、野口、川辺、横山(→藤村77分)、FW:大谷真、越智(→上村53分)。平田、大谷が出場停止で、宮原、伊藤がU-16代表でそれぞれ不在で、しかも前節は福岡に敗れて「チーム崩壊状態」(森山監督のブログによる)だったそうですが、2週間の間に緊張感のあるトレーニングができたとのこと。序盤からあらゆる面で相手を上回り、30分に野津田のゴールで先発すると、39分には初先発の1年生横山のシュートのこぼれを野津田が押し込んで2点リードで前半を折り返しました。そして後半のピンチを3バックが身体を張って凌ぐと、後半18分に大谷真のミドルが相手に当たってコースが変わり3点目をゲット。その後も高い集中力で戦って、見事な勝利を収めました。第15節の全結果と順位表は次の通り。
【第15節】
神戸U-18  2-2 C大阪U-18
岡山作陽高 1-1 富山第一高
広島ユース 3-0 名古屋U18
福岡U-18  0-0 東福岡高
京都U-18  9-1 愛媛ユース

       勝点 勝 分 負 得失差
1広島ユース   39  13   0   2   +29
2神戸U-18    30   9   3   3   +33
3名古屋U18    26   8   2   5    +6
4C大阪U-18   25   8   1   6    +9
5京都U-18    24   8   0   7    +9
6富山第一高   22   7   1   7    -7
7東福岡高    19   5   4   6    -8
8福岡U-18    18   5   3   7    -7
9岡山作陽高    8   2   2  11   -22
11愛媛ユース    5   1   2  12   -42
 この結果サンフレッチェユースは、次節に引き分け以上(あるいは神戸が引き分け以下)の結果で優勝が決まります。また愛媛ユースに続いて岡山作陽高のプリンスリーグ降格も決まりました。
<12.10.10> 日本サッカー協会は昨日、怪我のため代表を辞退した前田遼一選手の代わりとして佐藤寿人選手を招集しました。佐藤選手は2010年2月14日以来の代表選出で、今季20ゴールの実績が認められたものと思われます。代表への合流はフランス代表戦の直前となると思われるので、実際に出場するかどうかは微妙ですが、チャンスがあれば持ち味を発揮してきて欲しい、と思います。
<12.10.10> サンフレッチェは昨日、ユースの野津田岳人選手の加入が内定した、と発表しました。広島市内の「シーガル広島」からジュニアユースを経てユース入りした野津田は、U-15から各年代で代表に選ばれるなどこの世代では屈指の好選手として知られています。ユースでは1年生の時からレギュラーとして活躍し、高円宮杯2連覇に貢献。とりわけ昨年はチャンピオンシップでMVPも獲得。更に2年生の時から2種登録されているトップチームでもデビュー済みで、今季はこれまでリーグ戦5試合ナビスコカップ2試合に出場しています。これからのサンフレッチェだけでなく日本代表をも担って行くことが期待される選手で、今後大きく成長していって欲しいと思います。
<12.10.9> プレスリリースによると、10/16のW杯予選イラン戦を戦う韓国代表に選ばれていたファン・ソッコ選手が、左足関節捻挫のため代表を辞退することになりました。故障の箇所はもともと前回の代表招集時に痛めていたところで、9/15頃に広島市内の病院で診察を受け全治3週間と診断されていました。その後予定よりも早く復帰して9/29の鳥栖戦に途中出場していましたが、そこで再び同じところを痛めた、と言うことだったようです。クラブにとっても韓国代表にとっても痛い離脱となりますが、焦って復帰してまた悪化させても良くないので、今度はじっくり治してから復帰して欲しい、と思います。
<12.10.7> 昨日アウェイで行われたJリーグ第28節横浜FM戦はスコアレスドローに終わり勝ち点1を積み上げるにとどまりました。
 出場停止の森脇に代わって塩谷がリーグ戦初先発して、以下の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

    青山敏  森崎和

石川            清水
(→ミキッチ58分)
   森崎浩    高萩
   (→石原83分)
       佐藤

SUB:増田、横竹、辻尾、大崎、平繁
 対する横浜FMは、GK:榎本、DF:小林、青山直、中澤、ドゥトラ、MF:中町(→松本80分)、熊谷、兵藤、中村(→谷口72分)、FW:小野、齋藤、と言うメンバーでした。前半は両者とも守備を優先した戦い方でしたが、その中で最初にチャンスを作ったのは横浜。4分に小林のフィードを受けた小野がDF2人にマークされながらもシュートを打ってきます。広島は横浜にボールを持たせつつ、奪って速く攻めると言う狙いで、何度か速攻を仕掛けますが横浜の守備は崩れません。33分と34分には清水が高い位置まで上がってクロスを入れたものの味方には合わず、40分にはFKのこぼれを石川が打ちましたが上に外れます。前半は横浜のシュートが3本だったのに対して広島は2本。お互いに我慢の展開でハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると先に仕掛けて来たのは横浜で、2分には小野のクロスに兵藤が頭で合わせたものの枠を外れ、3分には齋藤が千葉と入れ替わってペナルティエリア内に入ってきてファーサイドを狙って打ちましたが右に流れます。逆に広島は7分、清水のクロスに寿人が合わせ、詰めていた石川がダイレクトで打ちましたが角度がなく惜しくもサイドネット。12分には高萩が素晴らしい身のこなしから相手ペナルティエリア内に入りシュートしましたがブロックされてしまいます。早めにミキッチを投入してサイド攻撃を活性化させようとする森保監督。広島は清水が、ミキッチがクロスを入れますが、中で合わせることができずシュートを打てません。逆に24分には兵藤をペナルティエリア内で一瞬フリーにさせ、続いて齋藤に危ないシュートを打たれます。更に29分にはドリブル突破を狙った小野をミキッチが倒してPKを与えましたが、西川の威圧感に押されたか小野はPKを大きく上に外して最大のピンチを逃れました。
 これで再び元気を取り戻したサンフレッチェ。35分には清水のクロスから森崎浩が決定的なシュートを放ちましたがわずかに右に外れ、45分には清水が前線から追いかけてミスを誘い、寿人のパスで抜け出しシュートしましたが枠を捉えることができません。更にロスタイムには石原が1人で突破してシュートしましたが青山直の必死のディフェンスにブロックされ、最後は清水のクロスに寿人が合わせましたがGKに押さえられてしまいます。結局両チームともゴールを割ることなく終了のホイッスルを聞くことになりました。
 横浜は前節終了時点で10位ながら失点の少なさはリーグ3位。また引き分けの数も突出して多いと言うチームなのですが、この試合はその「らしさ」が存分に出た試合だったと言えるのではないでしょうか。横浜の守備は前から来ると言うよりも、むしろFWとトップ下にタイトなマークを付け中盤をコンパクトにして中央にカギをかける、と言うやり方でした。サンフはサイドに早めに展開して深い位置からクロスを入れる、と言う攻撃で崩そうとしていましたが、なかなかチャンスには繋がりませんでした。また足が止まって選手の間のギャップが増えてきた終盤は何度か中央から良い形を作ったものの、横浜守備陣の能力の高さと集中力を崩すことができませんでした。逆に横浜の攻撃は齋藤や小野、兵藤の個人能力に頼ったもので、何度か危ないシーンを作られたものの組織で守れていた、と思います。PKを与えたシーンでは塩谷が身体を寄せていたのに小野にタックルしたミキッチのミスでしたが、西川を中心に選手全員で小野にプレッシャーをかけたことがシュートミスを呼んだのではないでしょうか。その後のチャンスに決めていれば勝ち点3を取る可能性もあっただけに残念な結果だったとは思いますが、神経がすり減るような緊迫した試合でもいつも通りのサッカーをして、負けなしの流れを5試合まで伸ばしたと言うことは次に繋がるはずです。初先発の塩谷が守備のミッションをしっかりと果たしたと言うことも含めて、収穫のあった試合だったと言って良いのではないでしょうか。
 ところで第28節は仙台がG大阪を下した一方で、浦和が札幌に敗れて1位〜3位が勝ち点差3ずつで並ぶことになりました。前節終了前には勝ち点差5だったことを考えると「半歩後退」ということになりますが、しかし得失点差を考えれば1試合ではひっくり返らない差を保っているとも言えるわけで、その点でも重要な勝ち点1だったと思います。来週は代表の遠征と天皇杯などでリーグ戦は中断となりますがその間にしっかりと身体のケアをして、ラスト6試合に全力を尽くして欲しいと思います。

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<12.10.7> 「AFC U-16選手権イラン2012」は昨日決勝が行われ、U-16日本代表はウズベキスタンにPK戦の末敗れ準優勝に終わりました。この日の日本のメンバーは、GK:長沢、DF:宮本、宮原、茂木、佐々木、MF:鈴木、杉本、水谷(→北川88分)、三好、FW:石田(→小川78分)、青山(→杉森58分)。前半6分に杉本のスルーパスを受けた水谷が先制ゴールを決め、その後も主導権を取って戦った日本でしたが、徐々に押し返されると後半7分、右サイドを崩されて同点に追いつかれてしまいました。その後日本は三好や佐々木、杉本、北川らが次々と決定的なチャンスを作ったものの決めきれず1-1のまま90分の終了。そして規定により延長なしで行われたPK戦ではウズベキスタンが3人連続で決めたのに対して日本は4人中3人が失敗して敗れてしまいました。試合後に吉武監督は「ウズベキスタンの守りが堅かった。これが世界基準になると思う。堅い守りを崩せないと世界で通用しない。94(JAPAN)の時(11年U-17W杯)の世界ベスト8という結果があるので96ではそれ以上の成績を残したい」、また主将としてチームを引っ張ってきたサンフレッチェユースの宮原は「まずメンバーに選ばれて絶対にこの借りを返したい」と、この敗戦の悔しさをU-17W杯にぶつける覚悟を見せています。同じくサンフレッチェユースから選ばれたものの2試合の出場にとどまった伊藤とともに、来年の本大会を目指して欲しいと思います。
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