5/3〜5/9のSANFRECCE Diary


<15.5.9> 「GW7連戦」は明日が最後の戦い。6連勝中のサンフレッチェはホームに3冠王者・ガンバ大阪を迎えます。
 昨年同様に序盤は調子が上がらなかったG大阪ですが、第3節にリーグ戦初勝利を挙げるとその後はACLを含めて8連勝。前節は浦和に敗れたものの、ACLはグループリーグ最終戦を逆転勝利で飾ってラウンド16進出を決めています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
ACL1 ●0-2 広州富力 【富】アブデラザク、ワン・ソン
FXSC ○2-0 浦和   【G】宇佐美、パトリック
ACL2 ●0-2 城南   【城】ダ・シルバ、ファン・ウィジョ
1H △2-2 FC東京  【G】パトリック、宇佐美、【東】武藤2
2A ●0-1 鳥栖   【鳥】白星東
ACL3 △1-1 ブリーラムU【G】阿部、【ブ】ブンマタン
3A ○2-0 甲府   【G】阿部、宇佐美
4H ○3-1 名古屋  【G】宇佐美2、今野、【名】永井
ACL4 ○2-1 ブリーラムU【G】リンス、大森、【ブ】ブンマタン
5A ○3-2 清水   【G】宇佐美2、パトリック、【清】ウタカ、大前
6A ○2-0 湘南   【G】宇佐美、遠藤
ACL5 ○5-0 広州富力 【G】パトリック2、阿部2、宇佐美
7H ○2-1 新潟   【G】宇佐美、パトリック、【新】レオ・シルバ
8H ○1-0 松本   【G】宇佐美
9A ●0-1 浦和   【浦】ズラタン
ACL6 ○2-1 城南   【G】宇佐美、リンス、【城】ファン・ウィジョ
 前節は浦和にボールを支配されて耐える時間帯が長く、しかも最後まで守りきれずに10試合ぶりの敗戦を喫して首位との勝ち点差が4に開きました。そして城南戦でも立ち上がりから劣勢を強いられ先制点も許しましたが、後半は運動量で上回ってチャンスを作り、宇佐美とリンスの「個の力」で逆転してグループリーグ突破を決めています。このところ厳しい相手が続いているため精神的な疲労はあると思いますが、水曜日はホームゲームだったことを考えれば身体的なコンディションは悪くはないはず。1st stageの残り試合数を考えるとこれ以上首位との差を広げられるわけにはいかないと言うことで、明日は必勝体勢で広島に乗り込んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、試合の疲れはともかく東京→松本→広島→横浜→広島→川崎→広島と続いた移動による疲労が溜まっているのは間違いないところ。従って森保監督は選手のコンディションを見ながら、先発メンバーを何人か入れ替える可能性もありそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

清水             柏

   ドウグラス  野津田

       佐藤

SUB:増田、佐々木、宮原、丸谷、ミキッチ、柴崎、浅野
 G大阪と言えば昨年のナビスコカップ決勝で逆転負けを喫しただけでなく、天皇杯でもリーグ戦でも勝てなかった因縁の相手です。パスワークだけでなく速攻もクロスもある、と言う多彩な攻撃パターンを持つG大阪は川崎F以上に厄介な相手ですが、チーム全員の力を合わせて打ち破って欲しいと思います。
<15.5.8> 日本サッカー協会は昨日トレーニングキャンプに参加する日本代表候補を発表し、広島から水本、塩谷、浅野が選ばれました。今回選出されたのは次の28人。
【GK】東口(G大阪)、西川(浦和)、六反(仙台)、権田(FC東京)
【DF】水本、塩谷(広島)、丹羽、藤春(G大阪)、槙野(浦和)、
    森重、太田(FC東京)、昌子、植田(鹿島)、岩波(神戸)
【MF】今野(G大阪)、遠藤、柴崎(鹿島)、山口(C大阪)、
    米本(FC東京)、谷口(川崎F)
【FW】大久保、杉本(川崎F)、豊田(鳥栖)、宇佐美(G大阪)、
    永井、川又(名古屋)、武藤(FC東京)、浅野(広島)
 チュニジア戦・ウズベキスタン戦のメンバーから「欧州組」と青山(広島)、興梠(鹿島)、小林(川崎F)が外れ、塩谷、植田、米本、大久保、豊田、川又が復帰。また六反、丹羽、岩波、遠藤、谷口、杉本、浅野が新たに選ばれています。前回に続いての選出となった水本とバックアップメンバーに入っていた塩谷は「2日間と言う短い合宿期間」に「しっかりと頑張る」(水本)「監督の求めることをしっかりと理解する」(塩谷)と落ち着いていますが、サプライズ選出だった浅野は「日本代表候補に選ばれて、正直、驚いています」とコメント。「合宿では緊張するとは思いますが、それを楽しみに変えることができれば」と意欲を語っています。今回は試合が無いためアピールできる場は限られていますが、いろいろなものを吸収してきて欲しいと思います。
<15.5.7> 昨日等々力で行われたJ1リーグ第10節川崎F戦は、開始早々のドウグラスのゴールを最後まで守りきって1-0で勝ち、連勝を5に伸ばしました。
 ミキッチ、森崎和、ドウグラスが先発に復帰して、横浜FM戦と同じ次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水73分)
   ドウグラス   柴崎
   (→野津田88分)
       佐藤(→浅野54分)

SUB:増田、佐々木、宮原、丸谷
 対する川崎Fは小林悠がウォーミングアップ中に怪我をして急きょ船山に交代して、GK:新井、DF:井川、角田、谷口、MF:大島、中村、森谷、エウシーニョ、FW:船山(→安柄俊82分)、レナト、大久保、と言うメンバーでした。立ち上がり早々にゲームを動かしたのは広島。後ろからのボールを寿人が倒れ込みながら柴崎に出すと、ワンタッチでDFラインの裏へ。井川と谷口が処理にもたつく隙を突いてドウグラスが浮き球でGKをかわし、最後は頭で押し込んでサンフが先制点を奪いました。
 広島は6分にも柏が中央に切れ込んでシュートしましたが、その後はずっと川崎がボールを支配。中村が後方に陣取ってタクトを振るい、前線が大きく動いて広島守備陣を揺さぶります。10分には大島がシュートしましたが枠外。18分には大島がゴール前でフリーになりましたが、シュートではなくパスを選択して助かります。その後も川崎はあの手この手で攻めてきて、25分には船山、27分には大久保がシュートしましたが守備の集中は高く得点を許しません。逆に広島はボールを奪ってもパスミスでボールを失うことが多く、なかなか攻撃を構築できないままに前半を折り返しました。
 この流れは後半も続き、2分にはエウシーニョにシュートされましたがDFがブロック。5分にはCKのこぼれを船山が狙いましたが林が落ち着いて対応します。寿人の疲労を考慮して、早い時間帯に浅野を投入する森保監督。これで時折反撃できるようになって、10分には青山が強烈なミドルを放ったもののGKに弾かれ、19分にも青山が強烈なシュートを放ちましたがGKがセーブ。22分には右からのクロスに浅野が頭で合わせましたが、枠を捉えることができません。同点に追いつきたい川崎は、18分には中村のクロスから大久保がフリーで打ちましたが林の正面。26分には森谷のクロスからエウシーニョが打ちましたが、DFが身体を張って守ります。広島はカウンター狙いで川崎守備陣に脅威を与えつつ、最後まで守りきって勝利を満員のゴール裏とともに祝いました。
 試合後に森保監督は「選手たちは粘り強くタフに戦ってくれて、しぶとく勝ち点3を奪い取ってくれたことが何よりもよかった」と振り返っています。前半3分に先制点を奪ったと言うことでアディショナルタイムも入れれば90分近く守り通したわけで、いくら何でも攻められすぎだったように思いますが、しかしこのような展開はサッカーでは良くあること。特に攻撃的なサッカーを標榜する川崎F相手のアウェイゲームと言うことで、先制点を取ってなくてもこのような展開になる可能性はありました。リードしたことで「守る」と言う点でチームが意思統一して、それを貫いて勝利したと言うところにチームとしての成熟のなせるところでしょう。経験の浅いGKが馴染む前にコンビネーションの乱れを突いて得点したところも含めて、したたかに勝ち点3を奪った広島。「連戦の中で先制点を奪う。守備をしっかり固める。そこで逃げ切る。勝ち切るというサッカーをできたこと」(森保監督)は、これまでの連勝にも増して価値のあることかも知れません。
 この試合の結果サンフレッチェの勝ち点は22。ACLのために試合が無かったG大阪を抜いて、暫定ながら3位に浮上しました。2位のFC東京も勝ったため勝ち点1差に3チームがひしめく大混戦となってきましたが、ここで生きるのは優勝経験だと思います。水本は「優勝したときはこういったところを勝ち切った」と語っていますが、そのような思いは広島の選手たち全員が胸に抱いているはず。これまで通り目の前の試合に集中して一つ一つ勝って行けば、結果は自ずから付いてくるに違いありません。

広島公式サイト 川崎F公式サイト ゲキサカ 戦評 浅野 水本 中村憲剛
日刊スポーツ スコア速報 戦評 塩谷
Sportsnaviテキスト速報
Jリーグ公式サイト試合データ

<15.5.6> 報道によると川崎は車屋が出場停止の上に、正GKの西部が負傷のため欠場の見込みだとのことです。また大久保が体調不良で一昨日の練習を休んでいるそうですが、怪我で戦列を離れていた森谷が復帰の可能性があるとのことなので、戦力的な低下は最小限に抑えられそう。むしろこれまで出場機会が少なかった選手が高いモティベーションで試合に臨むことになるのではないでしょうか。一方の広島ですが、中野さんのメルマガによると横浜FM戦のメンバーが先発する可能性が高そうだ、とのこと。今日は天気が良く気温も上がりそうなので、運動量と切り替えのスピードが勝敗を分けることになりそうです。
 今日の試合会場は等々力競技場で午後3時キックオフ。ビジターA自由席の当日券は12時から300枚販売されるそうですので、購入がまだの方はお早めにどうぞ。テレビ放送はスカパー!のch606とBS244で生中継が予定されています。今日も私は現地観戦の予定なので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、Jリーグ公式サイトやモバイルサイトの速報をどうぞ。
<15.5.5> 明日はJ1リーグ第10節。サンフレッチェはアウェイで川崎フロンターレと戦います。
 第4節から4試合負けなしで3位に付けていた川崎でしたが、連戦の疲れからかこのところ2連敗で順位は5位に後退しています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○3-1 横浜FM 【川】エウシーニョ、小林、大久保、【横】小林
2H △2-2 神戸  【川】大久保、レナト、【神】渡邉、高橋
N1H ●1-3 名古屋 【川】大久保、【名】永井、川又2
3A ●0-1 山形  【山】キム・ボムヨン
4H ○4-1 新潟  【川】杉本、レナト、大久保2、【新】ラファエル・シルバ
N3A ○2-0 清水  【川】森谷、エウシーニョ
5H △1-1 浦和  【川】森谷、【浦】ズラタン
6A ○3-2 仙台  【川】小林、レナト、大久保、【仙】ウイルソン、多々良
N4A △0-0 神戸
7H ○3-0 甲府  【川】大久保、レナト2
8H ●1-4 柏   【川】谷口、【柏】武富、工藤2、クリスティアーノ
9A ●1-2 FC東京 【川】大久保、【東】太田、武藤
 前節は大久保の「カズ越え」のゴールで先制点を奪ったものの、車屋の退場をきっかけにペースを失い終了間際に武藤に勝ち越しゴールを許して敗れています。順位は5位のままですが首位・浦和との勝ち点差は9。1st stageの残り試合が8試合しか無いことを考えると、これ以上負けるわけにはいきません。
 対するサンフレッチェですが、前節先発を外れた3人が戻ってくるのは間違いないところ。またここまでずっと出場している選手を一部入れ替えて、このところ好調の野津田と浅野を起用する可能性もありそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏

   ドウグラス 野津田

       佐藤

SUB:増田、佐々木、宮原、丸谷、清水、柴崎、浅野
 リーグ戦4連勝と好調の広島ですが、アウェイは2試合とも試合開始早々に先制点を奪われるなど決して「盤石」の戦いができているわけではありません。明日はACLの関係で浦和の試合は無いため、勝てば暫定ながら首位との差が1に縮まるチャンス。いつも通りのサンフレッチェらしいサッカーで、「風間サッカー」を打ち破って欲しいと思います。
<15.5.5> プレスリリースによると、アカデミー・育成部門の選手、スタッフ、チームの統括を行うユースダイレクターに、室蘭大谷高出身で日立製作所などでプレーし、柏と広島で選手育成やスカウトの実績を積み重ねて来た佐々木直人氏が就任しました。また広島、湘南、鳥取などでプレーし、2012年シーズン限りで引退していた梅田直哉氏がジュニアユースのコーチに就任しました。
<15.5.4> 昨日高円宮杯プレミアリーグウエストの第4節を戦ったサンフレッチェユースは、名古屋U18と2-2で引き分け4位に後退しました。メンバーはGK:長坂、DF:津留、加藤威、MF:竹本(→河本63分)、MF:竹本、中川、前田、藤原、佐藤、川井、FW:長沼、加藤陸。得点は9分に竹本、11分に川崎(名古屋)、44分に北野(名古屋)、そして後半29分に河本でした。第4節の全結果と順位表は次の通り。
【第4節】
履正社高  3-5 G大阪ユース
広島ユース 2-2 名古屋U18
神戸U-18  2-1 大分U-18
京都U-18  0-0 東福岡高
C大阪U-18 3-0 京都橘高

         勝点 勝 分 負 得失差
1 C大阪U-18  12     4   0   0   +12
2 G大阪ユース  9     3   0   1    +5
3 大分U-18    7     2   1   1    +6
4 広島ユース   7     2   1   1    +3
5 東福岡高    7     2   1   1    -3
6 神戸U-18    5     1   2   1     0
7 京都橘高    4     1   1   2    -5
8 京都U-18    2     0   2   2    -3
9 履正社高    1     0   1   3    -6
10 名古屋U18    1     0   1   3    -9

<15.5.3> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第9節仙台戦は、野津田、浅野の「20歳コンビ」のゴールで快勝し、リーグ戦の連勝を4(ナビスコを入れれば5連勝)に伸ばしました。
 連戦と言うことでミキッチ、森崎和、ドウグラスはベンチスタート。代わって清水、丸谷、野津田がリーグ戦で初めて先発して、次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  丸谷

清水             柏(→佐々木80分)

   野津田    柴崎(→ドウグラス80分)

       佐藤(→浅野61分)

SUB:増田、宮原、森崎和、ミキッチ
 対する仙台は、GK:六反、DF:菅井、鎌田(→多々良72分)、渡部、石川、MF:奥埜(→茂木64分)、富田、武井(→野沢64分)、梁、FW:金園、ウイルソン、と言うメンバーでした。ファーストシュートは仙台でしたが、広島はすぐさまペースを掴みます。3分には寿人が渡部からボールを奪ってシュートしたものの枠外。7分には自陣で奪ったボールを柏がドリブルで持ち上がり、寿人に渡しましたがシュートはわずかに枠を外れます。また12分には柏のパスを水本がシュートしたものの枠外。21分にはこぼれ球を拾った柴崎が強烈なミドルを放ちましたがボールはクロスバーを激しく叩き、28分にはCKのこぼれを青山が狙いましたがブロックされます。チャンスを作りながらもなかなか決めきれなかった広島でしたが、均衡を破ったのは前半37分でした。中盤でパスを受けた丸谷が鋭い縦パスを入れると、左から切れ込んだ野津田がワントラップでDFを外して右足でシュート。これがGKの指先をかすめてファーサイドのネットに突き刺さり、広島が先制点を奪って前半を折り返しました。
 後半に入ると仙台は、同点を狙って前からのプレスをかけてきます。また広島もパスミスが目立つようになり、何度か逆襲を受けて危ないシーンを作られます。しかしシュートまでは打たせずこの時間帯を我慢すると、徐々に広島のチャンスが増えていきます。12分には柏のクロスを柴崎が打ちましたが枠外に外れ、14分には清水の突破から野津田がミドルを打ちましたが惜しくもサイドネット。また22分にも野津田が左足で狙いましたが、GKに横っ飛びで弾かれます。野沢と茂木を投入して攻撃の圧力を強める仙台。これに対して広島は浅野を走らせて広く空いたスペースを突き、後半25分には浅野が抜け出してシュートしましたがGKのスーパーセーブに防がれます。しかし後半31分、丸谷が自陣で相手ボールを奪うと青山へ。ここで青山がDFラインの裏へロングパスを送ると、浅野がDF2人に挟まれながらも快足を飛ばして抜け出してシュート。これが見事にGKの横を打ち抜いて、広島に貴重な追加点をもたらしました。
 この後、ドウグラスと佐々木を入れて逃げ切りを図る広島。41分にはCKから菅井とウイルソンに狙われましたが枠外に外れ、44分には野沢にボレーを打たれましたがこれも枠外に外れて助かります。広島は最後まで守備の集中を切らさず無失点に抑えて、勝利のホイッスルを聞きました。
 ナビスコカップではメンバー全員を入れ替えて結果を出したものの、リーグ戦はほぼ固定メンバーで戦って来たサンフレッチェ。しかし連戦が続くと言うことで、この試合はミキッチ、森崎和、ドウグラスに代えて清水、丸谷、野津田を先発起用してきました。そしてそれが大当たり。野津田は中盤を幅広く動き回ってボールを受け、捌き、また相手にプレッシャーをかけるなど90分を通してゲームに関わり続けました。得点シーンは中に切れ込みながらマイナス方向にトラップを流してDFのマークを外し、得意ではないはずの右足を迷うことなく振り抜いたことによって得られたゴールで、ここ数試合で得点していることから得られる自信が生み出したゴールだったと言えと思います。アカデミー在籍中から「広島の希望」として期待されてきた逸材が、ついにブレイクしたと言えるかも知れません。また昨年の怪我もあってこれまでなかなか出場機会がなかった丸谷が、素晴らしいプレーでチームに貢献したのも収穫でした。1点目のアシストとなったパスも良かったのですが、それ以上に良かったのが2点目に繋がるプレー。仙台に押し込まれながらも自陣でクリーンにボールを奪い、素早く反転して青山に繋いだことが攻撃の起点となりました。これまでFWからDFまだいろいろなポジションで起用されながら、また大分ではレギュラーとして活躍しながら広島ではポジションを掴めていなかった丸谷ですが、腐らずに続けてきた結果がここに出た、と言えるのではないでしょうか。ミキッチに遜色のないプレーで90分間走り回った清水を含めて、今のチームの層の厚さを感じさせる試合でした。
 リーグ戦4連勝で勝ち点を19にしたサンフレッチェですが、昨日は浦和とFC東京が勝ったため首位との勝ち点差は変わらず順位も4位のままとなっています。5月は川崎F、G大阪との連戦の後は鹿島とのアウェイゲームと厳しい試合が続きますが、今後も選手を入れ替えながらチームの総力を挙げて優勝争いに食らいついて行って欲しいと思います。

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