7/26〜8/1のSANFRECCE Diary


<15.8.1> Jリーグは昨日、J3リーグ第24節を戦うJリーグU-22選抜のメンバーを発表し、広島から野津田と宮原が選ばれました。今週はJ1リーグがお休みと言うこともあって、川口、小泉(新潟)、植田(鹿島)、前田直(松本)ら各クラブのレギュラークラスを並べたメンバーとなっています。ここまでのU-22選抜は3勝5分け13敗で最下位で、他のクラブにとっては「勝点を取らなければならない相手」と言う感じでしたが、明日の試合に限っては逆の立場になりそう。相手の秋田にとっては迷惑な話ですが、しかし逆にこれまで以上に強い気持ちで戦いを挑んでくることが予想されます。野津田も宮原も、思い切ってプレーしてきて欲しいと思います。
<15.7.31> 昨日吉田サッカー公園で関西大学との練習試合を行い、0-1で敗れました。
<15.7.30> 昨日アウェイで行われた2nd stage第5節ヴィッセル神戸戦は、寿人の12年連続の2桁ゴールとなる10ゴール目などで4得点で快勝し、連勝を5に伸ばしました。
 右WBに清水を起用した以外は前節と同じ。またサブには久々に山岸を入れて、以下のメンバーで戦いました。
        林

   佐々木 千葉 水本

     青山 森崎和(→丸谷90分)

ミキッチ           柏

   ドウグラス  野津田(→茶島79分)

       佐藤(→浅野62分)

SUB:増田、ミキッチ、山岸、宮原
 対する神戸は、GK:山本、DF:高橋峻、ブエノ、増川(→石津HT)、岩波、安田、MF:渡邉、チョン・ウヨン、三原(→前田77分)、森岡、FW:レアンドロ、と言うメンバーでした。最初のチャンスは広島で、2分に野津田がFKを狙いましたがブロック。逆に9分にはチョン・ウヨンの強烈なミドルが林の上を越えましたがバーが弾いて助かります。14分には森崎和が遠目から狙いましたが枠外。そして15分、ドウグラスが奪ったボールを青山が長いクサビのパス。これを受けた寿人が反転してスルーパスを出すと、長い距離を走ったドウグラスが左足でコントロールシュートを決めて、広島が先制点を奪いました。
 この後も広島の攻勢が続き、18分には青山がシュートしましたが枠外。20分には寿人が打ちましたが岩波にブロックされます。そして24分、佐々木の持ち上がりから左に展開して柏がクロス。これを逆サイドで佐々木が折り返すと完全にフリーになっていた寿人がヘッドで押し込んで追加点を奪います。その後神戸が攻め込むシーンもあったもののしっかりと跳ね返すと、前半42分に細かいパス交換から抜け出した野津田がGKに倒されてPKを獲得。これを野津田が自ら決めて、3点リードで前半を折り返しました。
 後半立ち上がりから石津を入れて攻撃陣を活性化しようとするネルシーニョ監督。しかしそこで試合を更に動かしたのは広島でした。神戸ゴール前で細かく繋ぎ、青山のヒールから寿人のパスをドウグラスが見事に沈めて、点差を4点に広げました。
 この後は主に神戸がボールを支配しますが、広島はドウグラスが6分と14分に決定的なシュートを放つなど追加点を狙います。後半の後半は後ろにブロックを作る広島に対して、26分のレアンドロのヘディングシュートや28分の渡邉のミドル、29分の石津、アディショナルタイムの渡邉の折り返しからのレアンドロのヘッドなど神戸にもチャンスを作られます。しかしシュートの精度の無さに助けられ、また広島も浅野や茶島がカウンターから何度か神戸守備陣を脅かしつつ、そのまま4点差で試合を終えました。
 この試合はまだダイジェスト映像しか見ていないのですが、広島の得点シーンはどれも素晴らしいもの。先制点は中盤の低い位置でボールを奪ったドウグラスが一気のスプリントで前線まで飛び出して決めていますし、2点目もDFラインから攻め上がった佐々木がそのまま最前線まで上がったことによって神戸の守備を混乱させ、佐々木も寿人もフリーでヘディングしています。いずれのシーンも後ろからの攻撃参加により相手の守備を突く、と言う広島の基本戦術が見事に嵌まったシーンで、まさに練習通りと言うことなのではないでしょうか。一方3点目と4点目は相手ゴール前で3人、4人が連動して奪った得点で、これも広島らしいと言えるもの。終盤の集中した守備と時折見せるカウンターも含めて、広島らしい勝利だった、と言えるのではないでしょうか。
 これでサンフレッチェは2nd stageの首位をキープするとともに、年間勝点も2位浦和との差を3に広げました。ただ今の調子が良いからと言ってずっと良い保証があるわけでもなく、むしろ2年前も7月に5連勝しながら8月中旬から不調に陥って3連敗を喫する、と言う経験をしていることを考えれば気を緩めるわけにはいきません。ここから2週間の「ミニブレイク」に入りますが、この時間を生かしてもう一度体調と戦術を整理し直して、今後の戦いに備えて欲しいと思います。

広島公式サイト 神戸公式サイト
ゲキサカ 戦評 寿人
日刊スポーツ スコア速報 戦評
Sportsnaviテキスト速報
Jリーグ公式サイト試合データ

<15.7.29> 「ホットニュース」によると森保監督は、ネルシーニョ監督の「広島対策」とともにグラウンドの状態が悪いことを警戒しています。球際の争いが多くなる可能性がありますが、ただそう言うときこそ技術の差が出る、とも言えます。「前節の神戸×G大阪の試合を見たが、G大阪の選手はボールを動かしていた」(森保監督)とのことなので、できればしっかりとボールを繋いで体力の消耗を防ぎながら戦いたいもの。終了間際の失点で敗れた1st stageの屈辱を晴らすためにも、今日はチーム全員で勝ち点3を持ち帰って欲しいものです。
 今日の試合会場はノエビアスタジアム神戸で、午後7時キックオフ。テレビはスカパー!ch607とCS250で生放送が予定されています。またJリーグ公式サイトのLIVEトラッキングの対象試合になっています。今日はブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はJリーグ公式サイトをご覧下さい。
<15.7.28> 週末から東アジアカップが始まるため次節のJ1リーグは明日の開催。サンフレッチェはアウェイでヴィッセル神戸と戦います。
 ネルシーニョ監督が就任した神戸は1st stageは一時は7位まで浮上したものの、中盤以降息切れして最終的には13位に終わりました。チャンスを多く作りながら決め切れなかったと言うことから、柏からレアンドロを緊急補強。そしてそれが功を奏したか、2nd stageは開幕戦から大爆発して5得点の圧勝しています。そして前節は敗れたものの、現在ステージ4位と上位を窺う位置にいます。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
4A ○1-0 広島  【神】小川
5H ○4-1 甲府  【神】石津2、三原、小川、【甲】アドリアーノ
6A △2-2 新潟  【神】OG、高橋峻、【新】ラファエル・シルバ、山本
7A ○2-1 鹿島  【神】小川、田中、【鹿】柴崎
8H ●0-1 名古屋 【名】永井
9A △1-1 鳥栖  【神】小川、【鳥】豊田
10A △1-1 湘南  【神】マルキーニョス、【湘】遠藤
11H ●1-2 清水  【神】OG、【清】デューク、大前
12A ●0-2 松本  【松】前田、阿部
13A ○1-0 山形  【神】ブエノ
14H ●0-1 仙台  【仙】金園
15A △0-0 G大阪
16H △1-1 浦和  【神】渡邉、【浦】梅崎
17H △1-1 横浜FM 【神】マルキーニョス、【横】藤本
1A ○5-0 清水  【神】森岡、高橋峻、レアンドロ、マルキーニョス、高橋祥
2H △1-1 湘南  【神】高橋峻、【湘】永木
3A ○2-1 仙台  【神】渡邉、高橋峻、【仙】金眠泰
4H ●1-2 G大阪 【神】増川、【G】遠藤、宇佐美
 前節は立ち上がりは良かったものの遠藤の不意をついたシュートで先制を許すと、前半途中で相馬が退場。数的不利の中で前半のうちに追いついたものの、後半32分に宇佐美に見事なゴールを決められて敗れています。ステージ4位、とは言え首位広島との勝点差が5あるのでこれ以上は引き離されたくない、と言う思いは強いはず。明日はホームの利を生かして、勝ってステージ優勝争いについていきたいと思っているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、暑い中での連戦と言うことを考えると、一部のメンバーを入れ替える可能性もありそうです。と言うことで、私の予想は次の通り。
        林

   佐々木 千葉 水本

     青山 森崎和

清水             柏

   ドウグラス  野津田

       佐藤

SUB:増田、宮原、丸谷、ミキッチ、茶島、森崎浩、浅野
 現在10試合連続で負けなしで4連勝中のサンフレッチェ。結果は良いのですが、ただほとんどの試合でボール支配率で上回られていて、我慢しながら少ないチャンスを生かす、と言う展開が多くなっています。苦しい試合でもしたたかに勝点を取る、と言うのが強いチームの一つの条件ではありますが、いつでもうまくいくとは限らないわけで、もっとパスと動きの精度を上げて「パスゲーム」の質を高める必要があるでしょう。明日も暑い中での試合となりますが、これまで以上に質の高いサッカーで、勝点を積み重ねて欲しいと思います。
<15.7.27> サンフレッチェユースは昨日「クラセンU-18」のラウンド16を戦いました。札幌U-18とのシーソーゲームは延長まで行って決着が付かずPK戦にもつれ込み、惜しくも敗退となりました。クラブユース連盟のサイトによるとメンバーは、GK:長坂、DF:川越(→川井90+2分)、津留、加藤威、MF:竹本、中川、前田(→藤原104分)、佐藤(→川村75分)、FW:長沼、加藤陸、河本(→満田52分)。前半4分に河本のパスを長沼がダイレクトで蹴り込んで先制点を奪いましたが、12分と25分に失点して逆転を許しました。しかし39分に前田のクロスを竹本が決めて同点に追いつくと、後半は両者とも決め手を欠いて延長へ。そして延長前半6分に加藤威のクロスを津留が落とし、これを前田が決めて勝ち越しましたが、その直後にシュートのこぼれを押し込まれて再び同点に追いつかれます。そしてPK戦では両チームとも4人目まで決めましたが広島は5人目の長沼が外したの対して札幌は5人目が決めて、残念ながら準々決勝進出を逃しました。
<15.7.26> 昨日ホームで行われた2nd stage第4節横浜Fマリノス戦は、ドウグラスの2ゴールで4連勝。2nd stageの首位をキープするとともに年間順位でもトップに立ちました。
 怪我で離脱した柴崎の代わりに野津田を起用して、以下の布陣で戦いました。
        林

   佐々木 千葉 水本

     青山 森崎和(→丸谷89分)

ミキッチ           柏

   ドウグラス  野津田(→森崎浩68分)

       佐藤(→浅野66分)

SUB:増田、宮原、茶島、清水
 対する横浜は、GK:飯倉、DF:小林、中澤、ファビオ、下平、MF:中町(→伊藤62分)、中村、藤本、三門、兵藤(→ラフィーニャ72分)、FW:アデミウソン、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのは広島で、0分にワンタッチパスの連続から青山がミドルシュートを放ちましたが惜しくも枠を外れます。逆に3分には藤本のクロスをアデミウソンが打ちましたが枠外。16分には高い位置でボールを奪い、ドウグラスがシュートしましたがGKに止められます。その後は広島は佐々木と青山、横浜は藤本と中村がシュートしましたが徐々に膠着状態に陥って、お互いになかなか相手陣内に入れない展開が続きます。36分には中村のFKがペナルティエリア内に鋭く曲がり落ちましたが林がファインセーブ。44分には水本のミドルが相手に当たってゴールに向かって飛びましたが、飯倉が好反応で弾きます。そしてその直後のCKの競り合いで三門が佐々木を倒したとしてホイッスル。ここで与えられたPKをドウグラスが決めて、1点リードで前半を折り返しました。
 後半になると前からのプレスを強めてきた横浜でしたが、広島は慌てず落ち着いて対応します。そして8分、前に出ようとする中村から森崎和がボールを奪うと、そのままドリブルで突き進みます。そして思い切って打ったミドルはDFに引っかかったもののこぼれを拾ったミキッチがクロス。これをドウグラスが頭で叩き込んで、リードを2点に広げました。
 その後は広島は堅い守備をベースに、機を見て攻め上がると言う戦いを続けます。対する横浜は後ろでボールを繋ぐもののなかなかチャンスを作れません。27分にはラフィーニャを投入して起点を増やすと、27分には中村のFKから中澤のヘッド。29分にはラフィーニャのシュート。ラフィーニャは30分にも強引に打ってきますが枠を捉えることができません。広島は時折浅野を走らせてチャンスを作り、47分には単独で抜け出してシュートしましたがGKに止められます。横浜はアディショナルタイムに藤本がフリーでシュートしましたが林が落ち着いてキャッチして、無失点で試合をクローズしました。
 この試合のスタッツを見ると、ボール支配率は広島の43%に対して横浜は57%となっていて、全体的に横浜がボールを握る時間が長かったことが分かります。しかしその一方でシュート数は広島が10本に対して横浜が8本。広島は半分ぐらいが決定的なシュートだったのに対して、横浜のシュートはほとんどが遠目からのものばかりで、広島の守備を崩したものはありませんでした。ラッキーな形で先制した、と言うこともあってブロックを作ってカウンター狙いに徹した広島に対して、横浜はボールを動かすもののなかなか良い形で前線にボールが入らず、決定的な形を作ることができなかったと言う感じ。横浜は5/30の第14節以降2ヶ月近く勝利から見放されているわけですが、その間の8試合の総得点は6。攻撃のタレントが多いのにも関わらず得点力不足に苦しんでいる理由が分かるような試合だった、と言っても良いのではないでしょうか。
 一方のサンフレッチェですが、勝つには勝ったもののこのチームらしい攻撃ができた回数は少なく、我慢を強いられる時間帯が長い試合でした。ただ、真夏の試合であることを考えればそれもある意味当たり前のこと。むしろ2点目のシーンのように「ここぞ」というところではしっかりと人数をかけて攻め切ること、相手の時間帯には低い位置にブロックを作ってパスワークを寸断すること、そしてゴール前ではしっかりと集中して相手のキープレーヤーを自由にさせないこと、と言う基本的なことができていたこと、そしてそれが90分間途切れなかったことが、勝利のポイントだった、と言えるでしょう。
 この日勝ったことによってサンフレッチェの連勝は4に伸び、連続負けなしの試合数もクラブ新記録の10となりました。21試合終了時点で勝点46、と言うのは優勝した2012年と2013年よりもそれぞれ5と2多いと言う、史上最高のペースとなっています。また2013年は7月の5試合に全勝したことで一気に首位に立ってその後の優勝争いを優位に進めることができたわけですが、今年もその時と同じような雰囲気が出てきたとも言えるように思います。ただ、その年は8月半ばの名古屋戦で引き分けたところからチームのリズムが狂って、2引き分けの後3連敗するなど苦しんでいるだけに、今が調子が良いからと言って油断はできません。次節は中3日のアウェイゲームと言うことで難しい試合になるのは間違いないところなので、今まで以上にチーム一丸となって、このまま勝ち進んで欲しいと思います。

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<15.7.26> クラブユース選手権U-18のグループリーグの第2戦が23日に、第3戦が昨日行われ、サンフレッチェ広島ユースは2連勝でグループリーグ首位で勝ち抜きました。
 まず7/23の第2日のC大阪U-18戦のメンバーは、GK:長坂、DF:川越、津留、MF:竹本、中川、前田、佐藤(→川井77分)、川村、FW:長沼、加藤陸(→山根80+3分)、河本(→満田HT)。JCYの公式サイトによると先制点は前半37分で、竹本からのパスを受けた加藤陸がドリブルからシュートを決めました。また追加点は後半29分、満田が中央突破からゴールを決めました。その後33分に直接FKを決められて1点差に迫られましたがそのまま逃げ切りました。
 続く第3日の大宮ユース戦のメンバーは、GK:長坂、DF:川越、津留(→イヨハ74分)、加藤威、MF:竹本、中川、前田(→川井60分)、川村(→佐藤6分)、満田(→河本55分)、FW:長沼、加藤陸(→藤原65分)。前半21分にCKから津留が頭で決めて先制点を奪いましたが、38分に高い位置で奪われて同点に追いつかれました。しかし後半18分に加藤陸がヘディングシュートのこぼれを押し込んで勝ち越すと、25分に長沼、40分に河本が決めて突き放しました。
 この結果広島ユースは今日行われるラウンド16で、Fグループを2位(1勝1分け1敗)で突破した札幌U-18と対戦します。
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