11/5〜11/11のSANFRECCE Diary


<17.11.11> 昨日フランス・リヨンで行われた日本代表とブラジルとの親善試合は、1-3で敗れました。日本代表のメンバーは、GK:川島、DF:酒井宏、吉田、槙野、長友、MF:井手口(→遠藤86分)、山口、長谷部(→森岡70分)、FW:原口(→乾70分)、久保(→浅野HT)、大迫(→杉本80分)。立ち上がりから両者の実力差は明白、と言う感じで、余裕を持ってパスを回すブラジルに対して日本はやや腰が引けた感じの入りとなります。そして前半7分、ブラジルのCKを川島が弾いた時に「ビデオ・アシスタント・レフェリー」システムによって吉田が手を使って相手を倒していたことが分かりPKが与えられます。そしてそれをネイマールが冷静に決めて、先制点を奪われてしまいました。
 その後もペースは変わらず前半17分にもPKを与えます。ここで再びネイマールが蹴ったボールは川島が読んで弾きましたが、その直後のCKのこぼれをマルセロに叩き込まれてリードは2点に広がります。更に36分には速攻からジェズスに決められ、前半だけで3点のリードを許してしまいました。
 ハリルホジッチ監督は後半の頭から浅野を投入して流れを変えようとします。そこで浅野は早速3分にシュートを放つなど積極的な姿勢を示します。そして後半18分、井手口のCKを槙野が頭で決めて一点を返します。その後も日本は選手交代しながら反撃を試み、43分には乾のFKに杉本が頭で合わせてネットを揺らしましたがオフサイドの判定に泣きます。結局そのまま試合終了となって、日本代表のブラジル戦の対戦成績は2分け10敗となりました。
 この試合はリアルタイムで観戦していたものの寝落ちしたため後半途中までしか見ていないのですが、日本代表は正面からぶつかって行って砕け散った、と言う印象でした。ビデオ判定でPKを与えられてあっさり失点、と言うのはいささか不運な展開ではあったのですが、それでも2点目、3点目はいずれもファインゴールで、ブラジルとの実力差を見せつけられたように思います。また後半は少々日本に流れが来たものの、ブラジルは3点リードを担保に余裕を持って戦いを進めていた、と言う感じ。はっきり言って相手の手の平の上で転がされていた、と言う試合でした。仮にワールドカップの本大会で戦ったら正面からまともに行ったら同じことになる、と言うことを改めて知らされた結果だったと言えるのではないでしょうか。
 ただ、このような結果になるのはある意味戦う前から分かっていたこと。特に今回は本田、香川ら経験豊富な選手を外して戦っているわけで、来年のW杯に向けて何ができて何ができないか、あるいは誰が戦えて誰が戦えないかをあぶり出すための試合だったと言えると思います。おそらくハリルホジッチ監督としては、いろいろな意味で収穫の多い試合だったと言えるのではないでしょうか。
<17.11.10> 浦和戦では前半のうちに交代して状態が心配されていた青山ですが、モバイルサイトによると大事には至らなかったとのこと。昨日のトレーニングでも「しっかりと走り、闘う青山らしいプレーを表現」していたそうです。またヨンソン監督はアンデルソン・ロペスをワントップで起用するオプションを試しているそうで、昨日の練習ではスルーパスに飛び出して冷静にゴールを決める、と言うシーンもあったそうです。中国新聞によると「サイドでやるよりゴールが狙える角度が広く、シュートが打ちやすい」と手応えを口にしていたとのことで、明日の非公開の練習試合で試されることになりそうです。
<17.11.9> 昨日行われたAFC U-19選手権予選第3戦で、U-18日本代表は田川の2ゴールでタイを下して本大会進出を決めました。ゲキサカによるとこの日はベストメンバーを先発起用して、GK:大迫、DF:川井、橋岡、谷口(→阿部86分)、荻原、MF:藤本、伊藤、齊藤、杉浦(→安部61分)、MF:田川、安藤(→郷家75分)。ここまで2連勝のタイでしたが、影山監督が「さすがにこんなに引いてくるとは」と絶句するほどの守備的なサッカーだったそうで、零下14度の極寒の中で日本が攻め続けるもののタイの人海戦術を崩せない、と言う展開が続いたそうです。そしてスコアレスに終わった前半を受けて影山監督が「試しに一度引いてみろ」と指示するものの、タイは攻める気を見せないままに進みます。そこで後半16分に安部をサイドハーフに投入すると流れが変わり、直後に安部のクロスのこぼれを田川が決めて先制点を奪います。そしてその3分後に相手のスーパーゴールで同点に追いつかれたものの、すぐにショートコーナーから再び田川がねじ込み、勝ち越し点を奪って勝ちました。予選を全勝で突破した「AFC U-19選手権」の本大会は来年10月18日からで、インドネシアで行われます。
<17.11.8> 中国新聞によると、10月上旬に右膝内側側副靭帯を痛めて離脱していた森崎和幸選手が5日から全体練習に復帰。また6日からはミニゲームにも参加して、実戦感覚を確かめたそうです。前節は青山の途中退場で流れが変わってしまっただけに、「ピッチ上の指揮官」の復帰はチームに落ち着きと戦う気持ちを注入することになるのではないでしょうか。
<17.11.8> アルアインに移籍した塩谷はFW登録でACLに出場したり、また9/30のUAEリーグ戦では移籍後初ゴールで勝利に貢献するなど主力として活躍していたそうですが、ゲキサカの記事によると一昨日、試合中に痛めた肩を手術して全治2〜3ヶ月と診断されました。
<17.11.7> 「AFC U-19選手権予選」の第2戦が昨日行われ、U-18日本代表はシンガポールを7-0で下して得失点差で首位を守りました。この日の先発はモンゴル戦から橋岡、堀、郷家以外の8人入れ替えて、GK:若原、DF:杉山、石原、橋岡、中村、MF:藤本、堀(→川村64分)、郷家(→安部72分)、田中(→安藤82分)、伊藤、FW:田川。ゲキサカの記事によると「一面の銀世界」の中での試合になったそうですが、ショートパスは敢えて封印してロングボールを中心に戦いを進めると、3分にはFKに伊藤が頭で合わせて先制。続く23分と26分にもいずれもCKから伊藤と中村が決めて追加点を奪います。そして32分にも郷家がPKを決めてセットプレーから4得点を挙げ、42分には田中がこぼれ球を押し込んで5-0で前半を折り返しました。後半もロングボール中心で慎重にゲームを進めたそうですが、33分には田川がPKで追加点。更に37分には田川のアシストで川村がゲットしてそのまま押し切りました。この結果日本は同じく2連勝のタイと勝ち点で並びましたが得失点差で上回っているため、明日の第3戦に引き分け以上で本選進出が決定。また10グループの2位チームのうち6チームが本選に進むことができるので、敗れた場合でも勝ち抜きの可能性が残ります。
<17.11.6> 中国新聞によると、家族の事情でクロアチアに帰国していたミキッチが約1ヶ月ぶりにチームに合流したそうです。昨日の練習では右SBでプレーしていたそうですが、チームとしても3試合連続無得点の現状を打開するため、2時間半に及んだ練習時間の大半をサイド攻撃の連係確認に充てていたとのこと。ミキッチのコンディション次第では、久々の試合での起用があるかも知れません。
<17.11.5> 2年後のU-20W杯を目指す「AFC U-19選手権予選」が昨日開幕し、U-18日本代表は開催国のモンゴルに快勝して幸先良いスタートを切りました。中1日で3連戦を戦う日程ということで影山監督は田川(鳥栖)、伊藤(磐田U-18)らを温存した一方でサンフレッチェユースの3人は全員が先発フル出場で、GK:大迫、DF:川井、橋岡、谷口、荻原、MF:堀(→田中64分)、齊藤、川村、郷家(→藤本64分)、FW:安藤、原(→田川82分)、と言うメンバーで戦いました。ゲキサカの記事によると極寒のコンディションもあって立ち上がりはやや堅さがあったそうですが、前半13分に荻原のクロスに原が合わせて先制点を奪うと、37分には安藤のシュートがバーに当たってGKの背中に当たってゴール。(記録はオウンゴール。)41分にはセットプレーから郷家がヘッドで決めて、3点リードで前半を終えました。そして後半も1分に安藤、6分にオウンゴール、22分に谷口が着々と加点し、後半41分には交代出場の田中のゴールでダメを押しました。次戦は明日で、初戦を落としたシンガポールとの対戦になります。
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