10/20〜10/26のSANFRECCE Diary


<19.10.26> 遅くなりましたが、現在発売中の「紫熊倶楽部」11月号(Vol. 261)を紹介します。表紙は大迫、荒木、東の3選手で、メインの記事も「紫の青春」と言うタイトルで、8ページにわたってこの3人が対談しています。またその前のページでは、川辺、森島、松本泰、松本大の4人を取り上げて、彼らの現在地と今後に向けての期待を書いています。またモノクロページでも「青春の道は拓けている」と題して、今季の広島でどのように選手を育ててきたか、について書いています。
 これに続くのは、新スタジアムの建設に向けて寄附活動を開始した、と言う記事と、サンフレッチェユースの岩成コーチが率いて準優勝に輝いた茨城国体サッカー少年の部の記事。「READERS AREA」を挟んで、ホームで提供されている全選手のコラボメニューを紹介。柴崎、野上、サロモンソン、井林、佐々木、林のこだわりがどう実現されたか、が書かれています。
 マッチレポートは、横浜FM戦、大分戦、名古屋戦、神戸戦。サポーターを紹介する記事では、笑顔がかわいい美人双子姉妹が「5108ネックレス」や「グラスジュエリー」などを身に付けて、グッズ談義に花を咲かせています。「掛本智子のFACE TO FACE」でインタビューを受けているのは廣永選手。「僕の好きな○○」は、佐々木選手がバラエティ番組について語っています。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税別で360円。ホームゲーム会場、V-POINT、広島県内の大手書店のほか、東京銀座の広島県アンテナショップ「tau」で販売中です。また通販はe-VPOINTでどうぞ。
<19.10.25> 日本サッカー協会は一昨日「AFC U-19選手権2020予選」に臨むU-18日本代表を発表し、広島からはユースの鮎川峻選手と、ユース出身で順天堂大の山崎大地選手が選ばれました。今回選出されたのは次の23人。
【GK】小久保(ベンフィカ)、小畑(仙台ユース)、山田(鹿島ユース)
【DF】山崎(順天堂大)、中村(FC東京)、西尾、林田(C大阪U-18)、
    三原(愛媛U-18)、井出(柏U-18)、加藤(JFAアカデミー福島U18)、
    バングーナガンデ(FC東京U-18)
【MF】岩本(筑波大)、川本(清水ユース)、柴田(湘南)、松岡(鳥栖)、
    松本(C大阪U-18)、鮎川(広島ユース)、武田(青森山田高)、
    石浦(東京Vユース)
【FW】大森(順天堂大)、晴山(帝京長岡高)、櫻川(千葉U-18)、染野(尚志高)
 先月のスペイン遠征のメンバーから池田(横浜FMユース)、馬場(東京Vユース)、石田(名古屋U-18)、木村(FC東京U-18)、中山(甲府)、小田(神戸U-18)、藤尾(C大阪U-18)、植中(JFAアカデミー福島)が外れ、山田、山崎、中村、井出、バグナーカンデ、川本、武田、染野が選ばれています。このメンバーは来週月曜日からトレーニングを開始して、11/6から始まる予選でグアム、モンゴル、ベトナムと対戦します。
<19.10.24> 11/9(土)に予定されていたJ1リーグ戦31節浦和戦は、浦和のACL決勝進出により10/29(火)に変更になりました。サンフレッチェにとっては「ドル箱」のホーム・浦和戦が平日開催になり、しかも試合の5日前からのチケット販売と言うことで、経営的には厳しい対応を迫られることになります。チームとしてもアウェイ・川崎F戦の4日前の試合と言うことになりますが、選手・監督だけでなくサポーターも含めたクラブ全体の力で乗り越えて欲しいと思います。
<19.10.23> 中国新聞によると、右内転筋の肉離れで離脱していたレアンドロ・ペレイラが昨日の練習からフルメニューをこなしたとのこと。6対6に分かれての実戦練習では軽快な動きを見せていたそうです。8月上旬に広島入りしてからリーグ戦4試合、カップ戦2試合に出場して4点を挙げたストライカーの復帰は、首位を追撃するチームにとって大きなものとなりそうです。
<19.10.22> 一昨日サンフレッチェ広島ユースはJユースカップの2回戦を戦い、栃木U-18に3-2で勝ちました。渡批点は広島が鮎川、福崎2、栃木が吉野、藤井でした。3回戦は静岡県御殿場高原の時之栖での集中開催で、サンフレッチェ広島ユースは10/27(日)の10時半から鳥栖U-18と対戦します。
<19.10.21> 昨日関西大学との練習試合を行い、0-2で敗れました。
<19.10.20> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第29節で、サンフレッチェは逆転で清水に勝って4位に浮上するとともにJ1残留を確定しました。
 先発は前節と同じですが野津田と吉野が久々にベンチに入って、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     青山  稲垣(→清水78分)

ハイネル           柏
(→渡85分)
    川辺    森島(→野津田90分)

       ドグ

SUB:林、松本大、吉野、サロモンソン
 対する清水は、GK:大久保、DF:鎌田、ファン・ソッコ、二見、松原、MF:六平(→中村27分→ジュニオール・ドゥトラ74分)、竹内、金子、西澤、FW:河井(→楠神85分)、ドウグラス、と言うメンバーでした。立ち上がりは清水に攻め込まれ、前半1分にはゴール前でフリーでドウグラスに打たれましたが枠外に外れ、5分にもドウグラスにシュートを許しましたが大迫が反応します。その後は広島も押し返し、左サイドから相手ゴールに迫るもののシュートまで行けません。逆に15分には左からカットインした西澤がシュート。これがDFに当たってコースが変わったものの大迫が足に当てて弾きます。ボールを支配して清水ゴールに迫る広島。前半26分には柏が得意の角度からファーサイドを狙いましたがGKが素晴らしい反応で弾きます。そして前半28分、金子のシュートが青山の手に当たってペナルティアーク内からのFKを与えます。これを蹴ったドウグラスはジャンプした壁の下を狙ってゴール。広島は1点のビハインドを背負うことになりました。
 追いつきたい広島は、その後は更にボール支配を高めて清水ゴールに迫ります。しかし清水の守備陣の集中は高く、前半のシュートは柏の1本だけに終わり、0-1のままハーフタイムを迎えることになりました。
 広島は後半に入るとより積極的に攻めに出ます。そして1分にはロングパスを収めたドウグラス・ヴィエイラがシュートしましたが枠外。4分には稲垣がシュートしましたがブロックされ、6分の青山のミドルは惜しくも上に外れます。そして後半8分、左サイドで細かく繋ぐと森島のパスで柏が抜け出し中央へのパス。これを川辺がワンタッチで流し込んで、同点に追いつきました。
 その後もボールを保持して追加点を狙いにいくサンフ。12分にはハイネルがシュートしましたが枠外。16分にはドウグラス・ヴィエイラのパスを川辺が狙いましたがわずかに枠を外れ、19分にもドウグラス・ヴィエイラのパスを川辺が狙いましたが枠を捉えることができません。22分にも川辺のシュートのこぼれを森島が狙いましたがDFにクリアされ、直後の青山のシュートも枠外に外れます。後半25分には稲垣のシュートがハンドを誘い、そこで得たFKを森島が狙いましたが壁に阻まれます。更に30分にはドウグラス・ヴィエイラのパスでDFラインの裏に抜け出した柏がシュートしましたがGKに阻まれます。広島は清水航平を左サイドに投入し、ハイネルをトップ下に上げて攻勢を強めます。そして後半34分、森島のパスで右のポケットを取った柏がゴール前を越えるクロス。これをドウグラス・ヴィエイラが身体をひねりながら頭で押し込み、ついに逆転に成功しました。
 J1残留のためには勝点1でも欲しい清水は、その後はボールを回して点を取りに来ます。そして後半43分にはドウグラスが2人を置き去りにして楠神にスルーパスを出しますが大迫が飛び出して抑えます。広島は清水航平を右サイドに回してジュニオール・ドゥトラをケアし、ゲームをクローズにかかります。後半44分にはパスミスを拾ったドウグラス・ヴィエイラのクロスに野津田が合わせましたが枠外。逆に48分には西澤のパスに二見が飛び込みますがわずかに合わず助かります。広島の守備とパス回しは最後まで崩れることなく1点差を守り、そのまま逃げ切りました。
 試合後に城福監督は「前半...我々が入りで少し押し込まれたところは反省すべきところ」と語っています。ただ、逆に言えば反省点と言えばそのぐらい。失点シーンもドウグラスの巧さに上回られたもののミスと言うほどのことではなく、守備はほぼ問題なかった、と言って良いでしょう。また攻撃面では2点しか取れなかったものの、「辛抱強くボールを回せば、必ずわれわれはチャンスを作れると思っていたので、焦れずにボールを回すということを徹底した」(城福監督)ことによって取れた得点で、「必然の逆転勝利」と言えると思います。シーズン当初のリアクションサッカーから、自分たちの戦いを貫く夏場のサッカーを経て、対戦相手の対策をしっかりと立てて対応する戦いができるようになって「第3形態」とも言えるチームに成長した城福サンフレッチェ。2試合連続ゴールの川辺とドウグラス・ヴィエイラ、2アシストの柏がこの日のヒーローとなりましたが、控え選手も含めたチーム全員で勝ち取った勝利だ、と言って間違いありません。
 第29節は鹿島が引き分けに終わった一方でFC東京と横浜FMが勝利して、1位〜3位が勝点差1にひしめく大混戦となっています。広島は4位とは言え3位横浜FMとの勝点差は5。今後上位3チームが揃って調子を落とすとは考え難いので、優勝するためには勝ち続けなければなりません。今後の対戦相手は川崎F、浦和、鹿島と難しい相手が続きますが、選手もチームも更に成長して、優勝を勝ち取って欲しいと思います。


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