4/21〜4/27のSANFRECCE Diary


<19.4.27> 明日はJ1リーグ戦第9節。サンフレッチェは豊田スタジアムで名古屋グランパスと戦います。
 浮き沈みが激しかった2018年は15位ぎりぎりで残留を決めた名古屋は、ベテランが退団した一方で即戦力を積極的に補強して今年のシーズンを迎えました。そして開幕3連勝で首位に立つと、その後も攻撃的なサッカーで勝点を積み重ねて広島と勝点1差で3位に付けています。今季の公式戦の戦績は次の通り。
1A ○4-0 鳥栖  【名】ジョー2、相馬、和泉
2H ○2-0 C大阪 【名】赤崎2
L1H △2-2 神戸  【名】相馬2、ウェリントン2
3A ○3-2 G大阪 【名】赤崎、シミッチ、OG、【G】OG、アデミウソン
L2H ○2-1 大分  【名】相馬、長谷川、【分】伊藤
4A ●0-1 FC東京 【東】永井
5H ○4-0 札幌  【名】ガブリエル・シャビエル2、OG、長谷川
6A ●1-2 鹿島  【名】ガブリエル・シャビエル、【鹿】土居、レオ・シルバ
L3A ●0-3 C大阪 【C】水沼2、福満
7A △1-1 横浜FM 【名】ジョー、【横】マルコス・ジュニオール
8H ○1-0 磐田  【名】ジョー
L4A △2-2 大分  【名】金井、赤崎、【分】三平、後藤
 前節は守護神・ランゲラックがベンチ外だったものの武田を中心に得点を与えず、ジョーの2戦連発4得点目となる先制ゴールを守って逃げ切っています。また武田以外の10人を入れ替えて臨んだルヴァンカップの大分戦は、後半の早い時間帯に千葉が退場となって数的不利になったものの、大分の一瞬の隙を突いて同点に追いつき引き分けに持ち込んでいます。前節欠場したランゲラックも途中交代したガブリエル・シャビエルも欠場の情報は無いため、明日はベストメンバーで来る可能性が高そう。リーグ最多得点の「最強の矛」の力で、広島を粉砕しようと待ち構えているに違いありません。
 対するサンフレッチェは前節リーグ戦初黒星を喫しました。7人を入れ替えて戦ったACLの大邱戦は勝っただけにメンバーの入れ替えをする可能性は無きにしもあらず、ではありますが、ここまでのチームの継続性や選手のコンディションを考えると変えたとしても最小限のものになるのではないか、と思われます。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

   野上  吉野 佐々木

     川辺 松本泰

エミル            柏

    柴崎    野津田

      パトリック

SUB:廣永、荒木、清水、稲垣、東、渡、皆川
 この時期の順位には意味はない、と言ってもやはり順位の近いチームとの直接対決は負けたくないもの。特に前節はFC東京に負けたために順位が入れ替わっただけに、明日も同じ轍を踏むわけにはいきません。明日もベンチも含めてチーム全員が一丸となって、難敵とのアウェイゲームに勝って広島に戻ってきて欲しいと思います。
<19.4.26> サンフレッチェ広島は昨日広島市内のホテルで株主総会と取締役会を開き、久保会長と山本社長の再任を決めました。2018年度は売上高が前年度比で5,700万円減の33億6,600万円で、純損失は2億7,700万円で7期ぶりの赤字決算となっています。これはリーグからの配分金と選手の移籍金の減少が主な要因だったとのこと。観客動員は1試合少ない中でも微妙に増えている(26万7,431人)ものの目標の30万人には届かず、その上企業向けの年間指定席の落ち込みから入場料収入は約1,000万円の減少となったそうです。今期はリーグからの配分金が4億円になるため3,000万円の黒字が見込まれていますが、安定経営のためにはやはり観客動員増が必須。平日開催だったにも関わらず15,827人を集めたFC東京戦のような、大胆な集客策が必要なのではないでしょうか。
<19.4.25> 6/1に行われる札幌戦のアウェイ応援ツアーの募集が始まっています。日程は7時40分に広島空港を出発し、羽田空港経由で11時に新千歳空港着。札幌ドームには12時ごろ到着して試合を観戦して札幌市内(札幌東急REIホテル)に宿泊します。そして翌日は午後2時に新千歳空港に集合して、直行便で広島に戻ってくることになっています。料金はホテル1室を2名で利用するプランで大人が70,800円、小学生が67,800円。1名利用の場合はそれぞれ6,000円追加料金がかかります。またちゅーピーくらぶ会員とサンフレッチェクラブ会員は1,000円割引となります。お申し込み〆切は来週金曜日(5/10)までですが、多くのお問い合わせが来ているそうなので参加したい方はなるべく早めにお申し込みください。お申し込みとお問い合わせはひろでん中国新聞旅行へどうぞ。
<19.4.24> 昨日ACLグループステージMD4で大邱とのアウェイ戦を戦ったサンフレッチェは、荒木のゴールを守り切って3連勝で首位に立ちました。
 城福監督はFC東京戦から先発7人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   荒木  野上  水本
           (→佐々木68分)
     川辺  稲垣

エミル            清水

    東     森島(→渡81分)
    (→野津田73分)
     パトリック

SUB:中林、柏、松本大、吉野
 対する大邱は、GK:チョ・ヒョヌ、DF:キム・ウソク、ホン・チョンウン、ハン・ヒフン、チャン・ソンウォン、MF:ファン・スンミン(→カン・ユングHT)、リュ・ジュエムン(→チョン・スンウォン42分)、西、FW:エドガル、セシーニャ(→チョン・テウク78分)、キム・テウォン、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島がボールを保持して大邱が速攻を狙う、と言う感じ。広島は9分に東のスルーパスからチャンスを作り、清水やサロモンソンがクロスを入れますが堅い守備に阻まれます。20分ごろからは大邱も攻撃に出てきて、25分にはセシーニャに危ないシュートを打たれ、27分にはエドガルのシュートを許しましたが枠外に外れて助かります。押し込まれながら反撃の機会をうかがう広島。29分には川辺の縦パスでパトリックが抜け出しましたがDFにブロックされ、32分には森島がミドルを放ちます。そして前半33分、左からの森島のCKがニアに飛ぶとここに飛び込んだ荒木がヘッドで流し込んで、広島が先制点を奪いました。
 負けるわけには行かない大邱は、この後積極的に前に出てきます。これに対して広島も空いたスペースを突いて攻めて、激しい攻防戦になります。42分には東が遠目から狙いましたがGKがキャッチ。44分にはセシーニャが遠目から狙いましたが大迫がキャッチします。前半終了間際には大邱がパワープレーに出てきましたが広島も身体を張って守り、広島1点リードでハーフタイムを迎えました。
 大邱は後半開始から2枚目の交代カードを切って攻めの圧力を強めます。そして3分にはクロスにエドガルが飛び込みましたが枠外。9分にはCKのこぼれをエドガルに、11分にはキム・テウォンにシュートを許しましたが枠外に外れます。こぼれ球を拾われ波状攻撃を仕掛ける大邱。広島は何とか繋ごうとしますが大邱の出足の速さと寄せの厳しさを上回ることができません。後半30分にはカウンターからパトリックが抜け出しますが、DFに囲まれ横パスも合わず。31分と45分には野津田がシュートを放ちましたが追加点を奪うことはできません。力攻めで広島ゴールに迫る大邱。広島は野上が低い位置でルーレットを見せるなど落ち着いて相手の攻撃を跳ね返します。そして最後まで大邱の猛攻を凌ぎきって、広島が1点差を守って逃げ切りました。
 グループリーグ突破に向けて重要な試合、とは言え中4日で名古屋戦が待っていることを考えて、城福監督は大迫、野上、川辺、サロモンソン以外の7人を入れ替えて臨みました。そしてその起用は成功だったと言えるでしょう。どんなに攻め込まれても守備の集中が切れないのが今年のサンフレッチェですが、この試合も守りはほぼ完璧。フレッシュな選手が多かったためか走力のあるKリーグクラブに対して走り負けせず、パス回しに食らいついて危ないところにはほとんどボールを出させませんでした。またパワープレー対策も万全で、高さのある選手に先に触られても身体を寄せて自由に打たせず、またこぼれ球への反応も素早く危険な場所からのシュートをほとんど打たせませんでした。この試合に向けて、良い準備ができていたからこそ勝利と言う結果が得られた、と言って良いでしょう。
 この試合でもう一つキーになったのは、主審の不安定なジャッジがあっても心を乱さなかったことではないか、と思います。例えば前半4分に森島が倒されたシーンは完全にアフタータックルで、イエローカードが出されて当然のプレーだったのに対して、その2分後に水本がイエローを出されたシーンはスローで見る限りは正当なプレーでした。他にもホーム寄りと言うしかないジャッジが見られましたが、広島の選手は集中を切らすことなくプレーしました。もしここでジャッジへの不満から心を乱していれば、チーム全体で90分集中しきることはできなかったかも。まさに広島が長年培ってきたフェアプレーの精神が、勝利の一因となったと言って良いのではないでしょうか。
 このMD4のもう一つの試合は広州恒大がアウェイでメルボルンと引き分けて勝点1にとどまり、勝点を9に伸ばした広島が首位に立ちました。次節はその広州恒大との直接対決ですが、引き分け以上でグループリーグ突破が確定。(大邱がメルボルンに勝てば勝点が9になるが、最終節は広州×大邱なので同時に広島を上回ることがないため。)また負けても大邱がメルボルンに敗れれば、広島の2位以上が確定します。(大邱が最終節に勝っても直接対決の結果により広島が上回るため。)これまでACLに4度出場したものの1度しかノックアウトラウンドに進んでいない広島ですが、今年こそ余裕を持って勝ち抜いて更に上を目指したいものです。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  大邱を連続完封  プロ初ゴールが値千金決勝弾
日刊スポーツ  ACL一次リーグ詳細  広島が堅守で日韓対決制す  荒木が突破王手弾
サッカーダイジェストWeb  ACL採点&寸評  【ACL速報】広島のスタメン発表  【ACL速報】荒木のプロ初弾で先制  日韓対決を制して首位浮上  海外メディアが絶賛  韓国メディアが「憎たらしい3バック」と絶賛  広島が大邱戦で示した進化の跡
<19.4.23> 「ホットニュース」によると城福監督は「フィジカル的な準備だけでなくメンタル的な準備ができている選手を重要視したい」と語っています。中国新聞によると「守備陣を中心に、主力組の多くが帯同」しているとのことなので、リーグ戦のメンバーと前回の大邱戦のメンバーの中からコンディションの良い選手を選んで戦うことになりそうです。
 今日の試合会場は新設のサッカー専用スタジアム「フォレストアリーナ」で、午後8時キックオフ。当日券は12,000ウォンで、当日券は午後6時から販売されます。日本人向けチケットの購入のためにはパスポートの提示が必要ですので、忘れずにご持参下さい。テレビ放送は日テレジータス(スカパー!ch608/CS257)で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをご覧下さい。

サッカーダイジェストWeb
<19.4.23> 日曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第3節で、サンフレッチェ広島ユースは名古屋U-18と引き分けました。広島のメンバーは、GK:平野、DF:佐藤、松本、MF:西川、土肥、細谷、FW:影山、棚田颯(→末次79分)、鮎川、竹内、福崎。JFAのサイトによると、序盤は一進一退の展開が続いたとのこと。広島は前半22分に西川のパスに鮎川が合わせたもののGKが好セーブ。逆に24分には相手のシュートがGKの横を抜けましたが鮎川がカバーする、と言うピンチがあったもののスコアレスで後半途中まで行きました。しかし後半22分、名古屋のロングパスで抜け出した相手FWがGKもかわしてゴールを決められてしまいました。しかし広島ユースは終盤に猛攻を仕掛け、後半アディショナルタイム6分にCKから相手GKがこぼしたボールを影山が蹴り込み、劇的な同点ゴールで勝点1を確保しました。第3節の全結果と順位表は次の通り。
【第3節】
京都U-18   1-2 C大阪U-18
名古屋U-18  1-1 広島ユース
東福岡高   2-1 愛媛U-18
大津高    1-4 神戸U-18
G大阪ユース 7-2 福岡U=18

         勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 G大阪ユース   7     3    2   1   0    +6
2 京都U-18     6     3    2   0   1    +4
3 神戸U-18     6     3    2   0   1    +2
4 東福岡高     6     3    2   0   1    +1
5 広島ユース    4     3    1   1   1    +2
6 名古屋U-18    4     3    1   1   1     0
7 大津高      4     3    1   1   1    -2
8 愛媛U-18     3     3    1   0   2     0
9 C大阪U-18    3     3    1   0   2    -4
10 福岡U-18     0     3    0   0   3    -9

<19.4.22> 明日はAFCチャンピオンズリーグMD4。サンフレッチェは大邱FCとのアウェイゲームを戦います。
 3クラブが勝点6で並ぶ混戦のグループFで得失点差で2位に付ける大邱は、広島戦の敗戦後のKリーグ1の2試合を1勝1分けで順位を4位に上げています。前回対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
ACL3 ●0-2 広島  【広】ドウグラス・ヴィエイラ、渡
K1A △0-0 水原
K1H ○3-0 浦項  【大】ファン・スンミン、キム・ジンヒョク、西
 Kリーグではここまで3勝4分け1敗の大邱ですが、ホームゲームに限れば2勝2分け。またACLでも広州恒大に競り勝つなどホームでは公式戦無敗を続けています。従って前回対戦のイメージで戦えば、痛い目に遭うのは間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、前回退場となって皆川は出場停止となります。グループステージを勝ち抜くためには少なくとも引き分け以上の結果を残したいところですが、中4日で名古屋戦が控えていることを考えるとある程度はメンバーを変えて臨むのではないでしょうか。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

   野上  吉野 佐々木

     川辺  稲垣

エミル            清水

    東     野津田

      パトリック

SUB:廣永、荒木、松本泰、森島、柏、柴崎、渡
 勝てば勝点9となり、グループステージ突破の可能性が大きく広がるサンフレッチェとしては明日は何とか勝ちたいところですが、しかし大邱の鋭いカウンターには十分注意しなければなりません。明日は攻めるところ、守るところのバランスに注意しながら、少なくとも勝点1を持ち帰って欲しいと思います。
<19.4.21> 3月末には練習試合に出場するまで状態を上げていた青山選手ですが、その後痛みがぶり返したそうでこのところ別メニュー調整が続いているそうです。中国新聞によると城福監督は「手術の可能性もあった中、驚くほどのスピードで段階を踏んでいた。今は症状を鎮めて、次のリバウンドを小さくするよう考えている」と語っていて、想定内であると強調していたとのこと。FC東京戦のような堅い試合では青山のキラーパスが試合を決める、と言う可能性もあるので、リハビリを頑張って早く戻ってきて欲しいものです。
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