6/23〜6/29のSANFRECCE Diary
<19.6.29>
明日はJ1リーグ戦第17節。サンフレッチェはACLに引き続いて鹿島と対戦します。
2nd legでチョン・スンヒョンが負傷退場した鹿島は全治5週間だったそうで、代わりに若手選手がセンターバックに入ることになりそう。その一方でコパ・アメリカに出場した安部が戻ってきています。先日の試合では後半から4-4-2にシフトした広島に押し込まれましたが、その点に関しての対策は立てているはず。明日はいつも通りの鹿島らしいサッカーで、勝利を狙っているに違いありません。
対するサンフレッチェですが、こちらもコパ・アメリカから大迫と松本泰が戻っています。丸一日飛行機に乗る長旅の後ではあるものの、大迫は1試合出場、松本泰は出場無しに終わったことを考えれば試合に飢えているのは間違いないところ。若い選手は回復も早いので、明日は先発する可能性が高いのではないでしょうか。また中国新聞によると湘南戦で太ももを痛めたハイネルは、昨日の紅白戦では主力組の右サイドに起用されていたとのこと。試合勘に問題なければ、先発する可能性が高そうです。と言うことで、メンバー予想は次の通り。
大迫
野上 吉野 佐々木
川辺 松本泰
ハイネル 柏
柴崎 森島
ドグ
SUB:林、荒木、清水、稲垣、野津田、渡、パトリック
ACL R16は悔しい結末となってしまいましたが、しかし学ぶところの多い2試合でもありました。自分たちが何をすべきなのかがはっきりして、それをやり切ることができるなら、きっと結果は付いてくるはず。明日はアウェイの圧力に負けずにやるべきことを貫いて、勝って広島に戻ってきて欲しいと思います。
<19.6.28>
先日、第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会(通称クラセン)の組み合わせが発表され、サンフレッチェ広島ユースはB組で大宮ユース、神戸U-18、名古屋U-18と戦うことになりました。グループステージの日程は次の通り。
7/21(日) 8:45 神戸(前橋フットボールセンターA)
7/22(月)11:00 名古屋(伊勢崎市華蔵寺公園陸上競技場)
7/24(水) 8:45 大宮(前橋フットボールセンターC)
サンフレッチェユースと同組になったのは、全て高円宮杯プレミアリーグ所属で、どこが勝ってもおかしくはない「死の組」となりました。
<19.6.27>
先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第7節で、サンフレッチェ広島ユースは京都U-18に1-2で敗れて5位に後退。首位のG大阪ユースとの勝点差が9に広がりました。広島ユースのメンバーは、GK:平野、DF:佐藤、影山、松本太、MF:西川(→長澤77分)、土肥、竹内、光廣、FW:棚田颯、鮎川、森本(→末次56分)。モバイルサイトによると、前半は暑さのためか両チームとも慎重な戦いだった様子で、広島がボールを持つ時間が長く相手にほとんどチャンスを与えなかったものの、広島もなかなか形を作れなかったそうです。そして後半早々に京都がギアを上げてくると対応できず、後半6分には自陣でボールを奪われ細かくボールを繋がれて失点。続いて給水タイム後の後半28分にもパスを回されて追加点を奪われます。その後は棚田や鮎川がゴールに迫るシーンを作って後半35分には竹内が決めて1点差に迫り、その後も影山のクロスから決定的なシーンを作ったものの決めきれず、そのまま敗れました。第7節の全結果と順位表は次の通り。
【第7節】
広島ユース 1-2 京都U-18
大津高 2-1 東福岡高
福岡U-18 5-2 愛媛U-18
G大阪ユース 4-2 C大阪U-18
神戸U-18 2-4 名古屋U-18
勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 G大阪ユース 19 7 6 1 0 +11
2 大津高 16 7 5 1 1 +1
3 京都U-18 12 7 4 0 3 +4
4 名古屋U-18 11 7 3 2 2 +1
5 広島ユース 10 7 3 1 3 +4
6 神戸U-18 9 7 3 0 4 0
6 東福岡高 9 7 3 0 4 -1
8 福岡U-18 7 7 2 1 4 -11
9 C大阪U-18 6 7 2 0 5 -3
10 愛媛U-18 3 7 1 0 6 -6
<19.6.27>
一昨日(現地時間6/24)行われたコパ・アメリカのグループステージ第3節エクアドル戦は、中島のゴールで先制したものの追いつかれて1-1で引き分け。グループ3位となりグループB3位のパラグアイと勝点で並んだものの得失点差で下回り、ノックアウトステージ進出はなりませんでした。メンバーはウルグアイ戦とほぼ同じで、GK:川島、DF:岩田、冨安、植田、杉岡、MF:三好(→安部82分)、板倉(→前田88分)、柴崎、中島、FW:岡崎(→上田66分)、久保。立ち上がりから攻勢に出た日本は前半15分、スルーパスで抜け出した岡崎は止められたものの、こぼれ球を拾った中島が右足を一閃。シュートはクロスバーに当たってゴール内に飛び込み、先制点を奪いました。しかしその後は相手に押される時間帯が増えて、35分にはクロスに対応しきれずアンヘル・メナに決められて同点に追いつかれました。後半は防戦一方の展開になったもののこれを耐えると、後半35分には久保のスルーパスから上田が抜け出したもののGKがキャッチ。41分には久保から受けた中島のシュートはGK正面を突きます。更に後半45分には、久保の縦パスを受けた前田がシュートしたもののGKに防がれ、こぼれを拾った上田のシュートも枠を捉える事ができません。そして後半アディショナルタイムには中島のシュートのこぼれを拾った久保がネットに突き刺しましたが、オフサイドの判定に泣いてそのまま試合終了となりました。
<19.6.26>
昨日ホームで行われたAFCチャンピオンズリーグラウンド16の2nd legで、サンフレッチェは3-2で勝利したもののアウェイゴールの差で準々決勝進出を逃しました。
出場停止の稲垣に代わって吉野がボランチに上がり、リベロには荒木。またトップ下には柴崎が入って以下の布陣で戦いました。
中林(退場74分)
野上 荒木 佐々木
川辺 吉野(→林76分)
(→野津田67分)
清水 柏
(→パトリックHT)
柴崎 森島
ドグ
SUB:井林、東、渡、皆川
対する鹿島は、GK:クォン・スンテ、DF:永木、チョン・スンヒョン(→関川4分)、町田、犬飼、MF:遠藤(→小田88分)、レオ・シルバ、三竿、名古(→白崎68分)、FW:セルジーニョ、土居、と言うメンバーでした。立ち上がりから積極的に攻め上がる広島は、1分にはCKから野上が、柏がシュートを放ちます。前半15分には森島のFKに野上が合わせましたが惜しくもGK正面。その後も引いて守る鹿島に対し、広島がパスを回してあの手この手で崩そうとします。ところが前半32分、鹿島の久しぶりの攻撃から名古がクロス。これは佐々木がクリアしたもののこぼれを拾った土居のシュートが荒木の股の間を抜けてゴールに突き刺さり、先制点を奪われてしまいました。
勝ち抜きのためには3点が必要になった広島は、その後更にギアを上げて攻撃します。そして40分には川辺がペナルティエリア内で抜け出しGKが弾いたボールが川辺に当たって転がったものの、ゴールライン際でDFがクリア。43分にはドウグラス・ヴィエイラが抜け出しましたがシュートは打てません。前半はボール支配率こそ上回ったものの鹿島にワンチャンスを決められて、0-1でハーフタイムを迎えました。
後半に入ると城福監督は清水に代わってパトリックを投入。柏を右SBに下げて4-4-2にシステムチェンジする、と言う攻撃的な采配をします。後半1分には森島のパスを受けた柴崎がシュートしましたがDFがブロック。2分にはパトリックのシュートがGK正面を突きます。後ろをほぼ2枚で守る広島に対して鹿島はカウンターを狙い、16分にはセルジーニョがロングループを狙いましたが枠を外れて助かります。そして後半20分、柏のクロスをパトリックがヘディングで押し込んでついに同点。更に攻め込む広島は相手陣内でパスを回し、26分には右からのクロスはクリアされたものの吉野、森島と繋いで佐々木がシュート。これがDFに当たりながらもゴールに突き刺さって、逆転に成功しました。
2試合通算でリードするにはあと1点となった広島は、その後も前掛かりに攻めます。しかし後半28分にはその裏を突かれ、カウンターから土居が突破を狙うところをペナルティエリアの外まで飛び出した中林が倒してしまい一発退場となります。2試合連続で数的不利になった広島。しかし林を投入するために吉野を下げたにも関わらず、攻めの圧力は全く落ちずに鹿島を一方的に押し込みます。後半34分にはパトリックが後ろから倒されたように見えましたがノーファウル。続いて35分には右から仕掛けた柏が倒れながらもラストパスを出すと、これをパトリックが押し込んで3点目を奪ったか、に見えました。ところが主審のジャッジは柏のシミュレーションでゴールは取り消し。サンフレッチェの選手もベンチも猛抗議を繰り返しますが判定が覆るはずもありません。後半43分にはCKのチャンスに林も上がって得点を取りに行ったものの、これを跳ね返されると速攻から土居にロングシュートを決められ再び同点となってしまいます。しかし広島は最後まで攻め続けると、後半アディショナルタイムにはパトリックがゲットしたPKを自ら蹴って再び勝ち越し。しかし主審はそれ以上の時間は取らずに無情なホイッスルを響かせて、広島の希望を断ちきりました。
試合後の記者会見で城福監督は10秒間の沈黙の後に「選手はよく頑張ったと思います。持てる力を発揮してくれたと思います」と悔しさを噛み殺すように言葉を絞り出したそうです。この日のイラク人の主審はアリ・サバ・アルカイシ。ACLでは2016年から笛を吹いているベテラン主審で、3月のメルボルン戦でも主審を務めて特に問題は無かったのですが、この日のジャッジの不安定さは目に余りました。特に後半35分にパトリックのゴールを取り消したシーンでは、柏はしっかりとゴールにつながるラストパスを出しているわけで、ここで倒れて相手のファウルを主張しても何の特にもなりません。すなわち競技規則にある「競技者が不正なアドバンテージを得るために行う行為」と言うシミュレーションの定義には当てはまらないわけで、主審の競技規則の適用ミスだった、と言わざるをえないでしょう。今シーズンのJリーグではゴールラインを割ったか割らなかったか、と言う点でのジャッジミスが目立ちましたが、今回のミスはそれ以前の問題で、図らずもアジアのジャッジのレベルの低さを露呈した、と言わざるを得ません。
この試合は「ゴールを盗まれる」ことによって広島の敗退が決まったわけでとても後味が悪いのですが、ただサンフレッチェの戦いぶりは称賛されるべきだと思います。前半こそボールを支配しながらもなかなか点が取れず、しかも与えたくなかったアウェイゴールを許してしまいましたが、後半は違いました。柏と佐々木の両SBは常に高い位置を取って攻撃に参加し、DFラインはほぼ「2バック」となりながらも粘り強く対応しました。中林が退場になったのはそのような守り方をしていたからであって、あそこで飛び出してクリアに行った対応は決して間違いではないと思います。そして更に凄かったのは、中林が退場になった後でしょう。1人少なくなっても決して攻撃的な姿勢を崩すことなく、鹿島を自陣に押し込み続けました。後半34分にパトリックが倒されたシーンと柏がシミュレーションを取られたシーンのどちらかで正当なジャッジが下されていれば、きっと勝利の女神は広島に微笑んだに違いありません。
城福監督は試合後に「アジアの悔しさはアジアでしか晴らせない」と語っていますが、それはある意味正しいもののそうではない側面もある、と思います。なぜなら週末には鹿島との3度目の対戦があって、ここまでの1勝1敗と言う結果にある意味での「決着」をつけることができるからです。ここ最近のサンフレッチェは得点力不足に悩まされてきましたが、その閉塞を打ち破るキーポイントがここにある。それが後半から4バックにしたことやパトリックを投入したことなのかは分かりませんが、少なくともチーム全体がリスクを怖れずに戦うことができるなら、きっとこの試合のような「熱い」試合を見せることができるのではないでしょうか。2019年シーズンのアジアの旅は終わりましたが、リーグ戦も天皇杯もルヴァンカップもまだまだこれから。次の鹿島戦を、「2019年版サンフレッチェ」の本当の再スタートの試合にして、今度こそカシマスタジアムから勝って帰ってきて欲しい、と思います。
ブログ速報
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後半
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戦評
柏
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日刊スポーツ
ACL決勝T第二戦詳細
戦評
城福監督
柏
土居
関川
サッカーダイジェストWeb
ACL採点&寸評|広島
ACL採点&寸評|鹿島
戦評
城福監督は言葉が出ず
柏好文が決定的なひと言
土居が2得点できた理由
関川が示した成長
<19.6.25>
昨日の記者会見で城福監督は「ベスト8に行くためには2点以上を取らないといけない」と言いながらも「最初から簡単に点を取らせてくれるほど鹿島は甘くはない」と語っています。カウンターを得意とする鹿島に対して前掛かりに行き過ぎればかえって危なくなるのは確か。従ってリスク管理をしっかりとしつつ点を取りに行くような、クレバーなサッカーができるかどうかが勝利のポイントになりそうです。
今日の試合会場は広島広域公園陸上競技場で、午後7時キックオフ。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、野上選手のプレミアムカード。この試合限定の「世界を紫に染めろ」タオルマフラーや、サンフレッチェラッキーBOX「ユニフォーム型うちわ」等の販売があります。今日はキックオフ30分以降のご来場で当日券が半額になる平日限定の「駆けつけ割!」をやりますので、仕事や学校などで遅れそうな方もぜひご来場下さい。
テレビ放送は日テレジータス(スカパー!ch608とCS257)及び日テレNEWS24(スカパー!ch571とCS349)で生中継が予定されています。今日はブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<19.6.24>
明日はACLのラウンド16 2nd leg。サンフレッチェはホームに鹿島アントラーズを迎えます。
初戦はワンチャンスを決められて0-1で敗れ、アウェイゴールも取れなかったため2点差以上での勝利が求められるサンフレッチェ。鹿島の堅い守備を崩せなかった、と言う状況を打開するためにはより前線の圧力を高める必要がありますが、しかし仮に先に点を取られてしまうと3点以上取らなければならなくなるわけで、これまで以上に攻守の素早い切り替えが求められることになります。このような競った試合になるとセットプレーの重要性がより高くなるので、練習ではFKを決めまくっていると言う野津田の先発もあるかも知れません。と言うことで、希望も込めて以下のようにメンバーを予想します。
中林
荒木 野上 佐々木
川辺 吉野
清水 柏
野津田 森島
ドグ
SUB:廣永、井林、東、柴崎、渡、皆川、パトリック
前回ACLのラウンド16に進出した2014年はホームの1st legを3-1でウェスタン・シドニー・ワンダラーズに勝利したものの、アウェイでは0-2で敗れて勝ち抜きを逃しています。同じチーム同士の対戦でも、ホームとアウェイでは状況ががらりと変わるのはサッカーでは良くあること。明日は持てる力の全てをぶつけて、クラブ初のACL8強を勝ち取って欲しいと思います。
<19.6.23>
2nd legは出場停止となる稲垣の穴をどう埋めるか。今朝の中国新聞によると、吉野がボランチで先発する可能性が出てきたそうです。昨日の紅白戦では主力組のボランチとしてプレーしていたそうで、城福監督は「第1戦で鹿島のカウンターに苦しんだし、点も取られた。その備えと、攻撃でしっかりボールを散らすことができる」と狙いを語っていたそうです。ボランチの候補者としては他にも柴崎や野津田、森島、松本大らがいますが、攻撃面はともかく守備の強度の点で不安があるのは確か。一方の青山も「ゲーム形式の大概チームとのトレーニングで20〜25分ぐらいはやれた」(城福監督・モバイルサイトによる)そうですが、しかし「守備のインテンシティ、連続性、バトルの部分」で不安がある様子。メンバー入りするとしてもベンチスタートになりそうです。2点差以上で勝つ必要がある一方で、アウェイゴールを許してはならない、と言う難しさの中で戦うことになる鹿島戦は、これまで以上にチームとしての総合力が問われることになりそうです。
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