1/7〜1/13のSANFRECCE Diary


<24.1.13> サンフレッチェは昨日、ナッシム・ベン・カリファ選手が福岡に完全移籍する、と発表しました。
 チュニジアにルーツを持ち、スイスで生まれ育ったベン・カリファは、2009年のU-17W杯ではスイスを初優勝に導きました。そして翌年にはA代表に選出されて、南アフリカW杯の予備登録メンバー入りしています。またプロとしてはグラスホッパー・チューリッヒやヴォルフスブルグなどでプレーし、一昨年の4月に広島に加入。第10節の清水戦での途中出場でJリーグデビューを果たすと、その後は全試合に出場して5ゴールを挙げました。そして昨年も開幕戦からレギュラーとして出場を続けていましたが、怪我もあって徐々に出場機会を減らし、26試合出場で2ゴールにとどまっていました。シュート技術の高さだけでなく、労を惜しまない前線からのプレスでチームプレーに徹する姿勢は、出場すればチームへの貢献度が高かったのは確か。大橋の加入でFW陣の人数が多くなったのは事実ですが、ベン・カリファが移籍してしまうのはチームとして痛手だと言って良いでしょう。
 ところで日刊スポーツによると、ベン・カリファは福岡からの正式オファーを受けて即決し、昨日の新幹線で福岡入りして新体制発表会に臨んだとのこと。広島との契約更新が済んでいるため移籍金も入ることから、こちらとしては笑顔で送り出すしかありません。
<24.1.12> 中国新聞によると、ベン・カリファが福岡から完全移籍での獲得オファーを受けていることが明らかになったそうです。昨年はルヴァンカップの初タイトルを獲得し、リーグ戦も史上最高の7位でフィニッシュした福岡ですが、シーズンオフにはその原動力だった山岸が名古屋へ、ルキアンが湘南に移籍。新たなエース候補として大橋の獲得に動いていたものの果たせず、FWが余っている(ように見える)広島に着目してベン・カリファに白羽の矢を立てたのではないかと思われます。
<24.1.12> プレスリリースによると、栗原圭介氏が育成副部長に就任することが決まりました。1996年にヴェルディ川崎でプロとしてのキャリアをスタートした栗原氏は、2000年にサンフレッチェ広島に期限付き移籍し、18試合に出場して4ゴールを決める活躍を見せました。そしてその後湘南、新潟、神戸、栃木でのプレーを経て2009年末に引退し、福島ユナイテッドの監督などの指導者を経験したあと、2017年から神戸の強化担当、強化部長を務めていました。
<24.1.12> サンフレッチェは昨日、帝京平成大のMF古賀花野選手がレジーナに加入する、と発表しました。広島県出身の古賀は日ノ本学園高から帝京平成大に進学。今季は関東大学女子サッカーリーグでチームを3位に導き、3回目のベストイレブンに選ばれています。また全日本大学女子サッカー選手権では準決勝で敗れたものの、2回戦ではゴールを決めるなどチームの主力として活躍しました。
<24.1.11> サンフレッチェは昨日、今シーズンから加入した選手の発表記者会見を行いました。中国新聞によると大橋選手は「新しい挑戦にわくわくしている。最低限2桁は取りたい」と抱負を語っていたとのこと。「器用ではないので、泥臭く、どんな形でも得点する。ゴールネットを揺らすまで諦めない姿を見て欲しい」と強調していたそうです。また広島ユースから法政大学を経て新加入した細谷選手は「先輩たちが活躍していて刺激になっている」と語りました。続いてJ3の愛媛からJ2の水戸を経て初めてJ1で戦うことになる小原は、「広島はボールも人も止まらない。自分の特徴であるプレーの連続性やドリブルを生かしたい」、また流通経済大時代には満田とチームメイトだった薄井選手は「苦楽を共にした仲間とJ1で再会できて嬉しい。GK王国広島の高い壁にチャレンジして成長する」と意欲を見せました。そしてサンフレッチェとしては大迫以来となる高校2年生でのトップ昇格となった中島選手は「少しでも多くの試合に絡むこと」を今季の目標として掲げました。
<24.1.10> サンフレッチェは昨日、今季の体制と背番号を発表しました。それによると背番号は次の通り。
1 大迫敬介        12 【ファミリー】     23           34◎細谷航平
2             13 ベン・カリファ     24 東俊希       35 中島洋太朗
3 山﨑大地        14 松本泰志        25 茶島雄介      39△薄井覇人
4 荒木隼人        15 中野就斗        26           40□小原基樹
5 松本大弥        16 志知孝明        27□イヨハ理ヘンリー  51 加藤陸次樹
6 青山敏弘        17 エゼキエウ       28           77○大橋祐紀
7 野津田岳人       18 柏好文         29
8 川村拓夢        19 佐々木翔        30
9 ドウグラス・ヴィエイラ 20 ピエロス・ソティリウ  31
10 マルコス・ジュニオール 21 田中雄大        32 越道草太
11 満田誠         22 川浪吾郎        33 塩谷司

◎は新加入、○は完全移籍、△は期限付き移籍、□は復帰
 林から受け継いだ1番を背負うのは大迫。また松本泰志とエゼキエウが14番と17番を交換しています。そして昨日加入が決まった大橋は、森崎浩司アンバサダーの番号だった77番になりました。
 一方のコーチングスタッフですが、スキッベ監督以下コーチ陣は全員留任ながら、ヘッドコーチだった迫井深也氏がS級講習を受けることから有馬賢二氏がヘッドコーチに昇格したとのこと。また林卓人氏がトップチームGKコーチ兼アカデミー巡回GKコーチとして、広島のGK全体を指導することになりました。
<24.1.10> サンフレッチェは昨日、湘南から大橋祐紀選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると年俸は5,000万円だとのことです。
 千葉県松戸市出身の大橋は千葉の下部組織から八千代高を経て中央大学に進学。4年生の時には1年下だった加藤とともに2部優勝と1部復帰に貢献し、湘南の特別指定選手としてJリーグにデビューしました。そして2019年から湘南でプロとしてのキャリアをスタート。当初は怪我が多く出場機会も限られましたが、2021年に31試合に出場して4ゴールを挙げ、昨年は町野のシーズン途中での移籍もあってエースとして君臨。第22節の広島戦ではミドルレンジからの強烈なシュートを突き刺して、15試合勝ちがなかったチームに勝利をもたらしました。そしてその後の12試合に全て先発出場して8ゴールを決めて、湘南をJ1残留に導いています。昨シーズン終了後はJリーグクラブのみならずドイツ2部のクラブも含めた争奪戦となりましたが、大橋自身が「選手としてまたひとつ成長したい、そんな強い思い」(湘南公式サイト)で広島移籍を決断したとのことです。
<24.1.9> 中国新聞や日刊スポーツの記事によると、湘南のFW大橋祐紀選手を完全移籍で獲得することが明らかになった、とのことです。昨年は湘南でリーグ戦23試合に出場した大橋は13ゴールをゲット。特に第29節からは4試合で5ゴールの荒稼ぎでチームのJ1残留に貢献しました。大橋に対しては湘南が慰留に努めた他、福岡、C大阪、鹿島、G大阪など6クラブ以上が獲得に名乗りを挙げて争奪戦になっていたとのこと。本人は海外移籍を視野に入れていたことから越年決着となりましたが、広島でステップアップを図る決断をしたそうです。昨年はFW陣の怪我人続出もあって得点力不足に苦しんだサンフレッチェでしたが、大橋の加入でFWが最も競争の激しいポジションと言うことになりそうです。
<24.1.9> サンフレッチェは昨日、1次トレーニングキャンプの日程を発表しました。期間は1/15(月)から1/26(金)で、場所は宮崎市のシーガイア・イベントスクエア。期間中に、以下の通りトレーニングマッチ4試合を予定しているとのことです。
1/17(水)10:00 宮崎産業経営大
1/20(土)    未定
1/23(火)13:00 熊本
1/26(金)11:00 徳島

<24.1.8> 一昨日ホームで行われたWEリーグ第7節で、サンフレッチェ広島レジーナはノジマステラ神奈川相模原を2-1で下し、広島広域公園第一球技場での最後のリーグ戦を勝利で飾りました。
 レジーナは今季初めて3バックでスタートして、以下の布陣で戦いました。
       木稲

   呉屋  左山  市瀬

     渡邊  柳瀬

立花            中嶋
(→松本75分)
     上野  瀧澤(→大内84分)

       髙橋(→吉野84分)

SUB:福元、近賀、中村、森
 対する相模原は、GK:久野、DF:伊東(→井上HT)、大賀、小野、常田(→平野HT)、MF:下山(→平國88分)、川島、平田(→藤原HT)、南野、FW:浜田(→笹井78分)、榊原、と言うメンバーでした。立ち上がりからペースをつかんだのは広島で、主に左右の突破からチャンスを作ります。13分には立花のパスをペナの中で受けた上野のクロスはDFがクリア。14分には右からのCKに上野がニアで合わせましたが枠外に外れます。対する相模原はパスカットからの速攻を狙ってきて、15分には高い位置で奪ったボールから浜田がミドルを放ちましたが木稲が落ち着いてキャッチし、26分にはFKのクリアを伊東に打たれましたがこれも木稲が抑えます。その後は広島がパスを繋いで相模原を押し込むものの、堅い守備に阻まれなかなかシュートまで行けません。35分には立花のパスを右のポケットで受けた上野がシュートしましたがわずかに枠外。40分には榊原が単独突破からシュートを打ってきましたが呉屋がブロックします。両チームともに持ち味を出しながらもなかなか守備を崩せない展開で、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりから3枚替えをしてきた相模原ですが、しかし広島は落ち着いたパス回しと運動量で主導権を渡しません。後半10分には髙橋がセンターサークル付近からロングシュートを狙いましたが惜しくも枠外に外れます。そして後半20分、左サイドのスローインを起点に中嶋のパスで左に抜け出した髙橋がクロス。これはGKが触って右のポストに弾かれたものの、ゴール前に詰めていた上野が押し込んで広島が先制点を奪いました。続いてその2分後には木稲のフィードを瀧澤がそらし、髙橋のスルーパスで抜け出した中嶋がペナルティエリア内から左足でゴールを射ぬき、リードを2点に広げます。その後も広島が積極的な攻めで追加点を奪いに行き、33分にはセットプレーから呉屋がヘッドで狙いましたがわずかに枠外に外れます。終盤は相模原に押し込まれ、36分の榊原のシュートは木稲がファインセーブ。41分の笹井のミドルは枠外に外れます。後半45分には川島のクロスを木稲が弾いたこぼれを藤原に押し込まれて1点差に迫られますが、後半45+3分のCKからのGK久野のヘッドも枠を外れ、その直後に終了のホイッスルが鳴って、広島が1点差を守ってリーグ戦でのホーム初勝利を挙げました。

サンフレッチェ広島公式サイト  ノジマステラ相模原公式サイト
WEリーグ公式サイト
超Worldサッカー!
<24.1.7> サンフレッチェは昨日、今シーズンを戦うユニフォームの予約販売の詳細を発表しました。それによると一次予約は1stレプリカのみで、予約期間は1/9(火)の午後6時から1/14(日)まで。この期間に予約されたものは、新スタジアムのオープニングイベントが行われる2/10の前日までにお届けの予定です。また二次予約は1/16(火)の午後6時から1/28(日)までで、こちらは1stレプリカの他に1stオーセンティックと2ndレプリカの予約も受け付けます。価格や申し込み方法など詳細は、サンフレッチェ広島公式サイトをご覧ください。
<24.1.7> サンフレッチェは昨日、ナッシム・ベン・カリファ選手との来季の契約を更新した、と発表しました。中国新聞によると現状維持の年俸5,500万円で合意した、とのことです。足立強化部長は「得点は少なかったが、必要に応じたプレーをしてくれる選手。ハードな日程の中で彼の存在は心強い」と語っていたそうです。
 これにより、昨年在籍した選手全員の契約更新が完了しました。チームを離れたのは引退した林、柴崎とレンタル移籍の住吉、棚田の4人なのに対して、加入は薄井、細谷とレンタルバックのイヨハ、小原で、選手総数に変更はありません。昨年はシーズン途中で森島が移籍した一方で加藤とマルコス・ジュニオールを獲得し、中島とユース所属のままでプロ契約を結んだため登録選手数が2名増えていますが、ほぼ昨年並の戦力で今季を戦うことが確定した、と言って良いでしょう。スキッベ監督3年目の今季は、これまで作り上げてきたサッカーをベースに選手個々の成長で、より高い順位を目指すことになります。
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