3/17〜3/23のSANFRECCE Diary


<23.3.23> モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日の練習試合について「ここまで出番が少なかったり、出場がなかったりしていた選手が中心になる...今まで主力でずっと出ていた選手たちは基本的には出ない」と語っています。試合予定は45分×2+30分で、「鳥栖は30人くらい選手を連れてくると聞いていますし、そういう相手に45分×2本と言うのも失礼な話」なので、最後の30分はユースの選手たちが中心になるとのことです。今日の試合の中継はありませんが、モバイルサイトでは速報を行うとのことですので、スタジアムに行けない方はこちらをご覧下さい。
<23.3.23> サンフレッチェは昨日、新井直人選手の加入記者会見を行いました。席上ではまず雨野強化本部長が「全ての大会でより高いところを目指すために我々は第1ウインドーの補強を」した、と補強の意図を説明するとともに、「主戦場は右サイドバックですが左右どちらでも、また複数のポジションでプレーできる賢い選手」と新井選手を紹介しました。続いて新井選手は質問に答えるかたちで「自分が成長したいということと、その先に日本代表を目指していること、広島という素晴らしいチームでプレーすることに魅力を感じた」と移籍を決断した理由を説明。また自分の特徴については「複数のポジションで質の高いプレーをできることが最大の長所...その中で得点能力というところも...自分のストロングだと思っています」と強調しました。
 中国新聞によると新井は早速昨日の練習から合流すると、4バックの右SBとして好機を演出していたとのこと。おそらく今日の鳥栖とのトレーニングマッチにも出場して、能力をアピールするのではないでしょうか。
<23.3.22> サンフレッチェは昨日、新潟から新井直人選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると年俸は3,000万円で、背番号は13になります。
 東京都出身の新井は実践学園高、新潟経営大を経て2019年に新潟でプロとしてのキャリアをスタート。そしてルーキーイヤーには32試合1得点、2年目には25試合0得点の実績を引っさげて2021年にはC大阪に「個人昇格」を果たしました。しかし怪我を抱えた状態だったこともあってリーグ戦出場はわずか6試合。翌年は徳島に期限付き移籍して38試合に出場したもののC大阪との契約満了となり、昨年から新潟に復帰していました。高い身体能力と正確なキックが持ち味で、両SBやボランチなどでプレーできると言うことで、怪我人続出の現状から獲得に動いたものと思われます。新井は既に広島に移動していて、今日からチーム練習に合流するとのこと。今季のリーグ戦でも既に3試合に出場して1ゴールを決めるなど調子は良さそうなだけに、チーム戦術に馴染めばすぐにでもメンバー入りしてくるかも知れません。
<23.3.21> 昨日アウェイで行われたWEリーグ第11節C大阪レディース戦は、柳瀬と古賀のゴールで2-0で快勝し、前半戦を8位で折り返しました。
 レジーナの先発は前節仙台戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       木稲

島袋   左山  市瀬   藤生

     小川  柳瀬(→渡邊71分)

立花     上野     中嶋(→髙橋71分)
(→瀧澤74分)
       古賀(→松本茉83分)

SUB:藤田、呉屋、笠原
 対するGK:山下、DF:荻久保、中西(→白垣HT)、浅山、牧口(→和田77分)、MF:百濃、高和(→松本奈68分)、宮本、脇阪、FW:矢形、ムズダリファ(→米田62分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから試合を支配したのは広島。ハイプレスと古賀のポストプレー、そしてサイドからの攻めでチャンスを作ります。13分には中嶋のドリブルからクロスに逆サイドから立花がシュートしましたがヒットせず枠外。15分には中嶋のクロスに上野がヘッドで合わせましたが惜しくも上に外れます。そして前半17分、古賀とのパス交換で抜け出した中嶋のクロスはGKが触ったものの、詰めていた立花がつなぎ柳瀬が押し込んで先制点を奪いました。
 これで勢いの出た広島は、その後もチャンスを量産します。19分にはCKのこぼれに古賀と柳瀬が詰めましたがGKが抑え、20分には古賀の抜け出しからC大阪ゴールに迫り、島袋がミドルを放ちましたがGKの正面を突きます。その後はC大阪の逆襲を受け、25分にはカウンターから百濃に打たれましたがDFがブロック。26分には高和が遠目から狙いましたが枠外に外れます。その後は広島も押し返し、36分の古賀のパスからチャンスを作ったのに続き、37分には中嶋のクロスに柳瀬が決定的なヘッドを放ちましたが惜しくも枠を外します。広島はC大阪に流れを与えないままに試合を進め、1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりはメンバーを変えて来たC大阪にペースを握られ、3分には白垣に危ういミドルを打たれます。しかし広島はその後押し返して、6分の中嶋のミドルはDFがクリア。12分にはCKのクリアを島袋が狙いましたがDFにクリアされます。そして後半18分、小川の展開のパスを受けた中嶋が仕掛けてクロス。これに合わせた上野のヘッドはバーに弾かれたものの、こぼれを古賀が押し込んで追加点を奪いました。
 広島はその後も攻めの姿勢を崩さず、20分にはドリブルで仕掛けた中嶋のシュートはDFに止められ、詰めていた上野は押し込めずに終わります。後半30分以降はC大阪の反撃を受けますが集中した守備で凌ぐと、40分ごろからは勇気をもって押し上げてC大阪の攻撃を寸断して、2点差のままで逃げ切りました。
 中断後を2連敗でスタートし、前節は試合終了間際に追いついてやっとのことで連敗をストップしたレジーナでしたが、この日の戦いは90分間を通して安定していました。特に中盤の守備は良く効いていて、「即時奪回」で攻撃に転ずるシーンを何度も作っていました。また攻撃面では左サイドのコンビネーションが抜群で、藤生の縦パスから中嶋が古賀とのワンツーで左サイドを抜け出す、と言うシーンを何度も作っていました。広島のシュート数は9本と決して多くはなかったのですが、攻撃の回数では相手を圧倒していたと言えるでしょう。一方のC大阪のシュートは5本でしたが、崩された形でのものはほぼゼロ。C大阪のストロングポイントである脇阪と矢形のホットラインを寸断して、攻撃の形を作らせませんでした。中断明け以降は結果が出ていなかった、と言う点ではC大阪も同じでしたが、広島が正しい方向に進んでいることを示すことができた試合だった、と言えるのではないでしょうか。
 今季のWEリーグのレジーナは怪我人の続出もあってなかなか上手くいかない試合が多く、前節まで2勝にとどまっていましたが、しかしそれでも自分たちのやるべきことを見失わずにやってきたことが実を結びつつある、と言うことのように思います。次節は強敵・日テレ東京ヴェルディベレーザに相対することになりますが、ここまで作り上げてきたものをチーム全体で表現して、後半の逆襲を開始して欲しいと思います。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
超Worldサッカー!
<23.3.20> 先々週発売の「紫熊倶楽部」4月号(Vol. 314)を紹介します。表紙と最初のインタビュー記事は川村拓夢選手。歴史に残る新スタジアムでの開幕戦から始まって、漫画「ジャイアント・キリング」の椿大介との共通点や、ユース時代の同級生の満田、大迫への思いなど、川村拓夢の現在地を描いています。この後の見開き2ページでは、新スタジアムで戦った思いを、青山、佐々木、塩谷、柏各選手が語っています。続く「SIGMACLUB DOCUMENT」で取り上げられているのは小原基樹選手。ロナウジーニョに憧れてドリブルを磨いてきたサッカー人生を振り返りつつ、広島での決意を述べています。またスペシャルインタビューでは、過敏症対策のために設けられた「センサリールーム」について杉岡英明医師に聞いています。
 「match report」はPSMのG大阪戦と、J1リーグの浦和戦とFC東京戦、WEリーグの新潟戦。READERS AREAを挟んで、「エディオンピースウイング広島施工醍醐味物語」。ここではスタジアム建設工事を担当した大成建設の小山工事課長と白坂設備主任に、どのようにスタジアムを作ってきたか詳しく聞いています。これに続く記事では、レジーナの市瀬、柳瀬、小川、古賀、笠原、早間各選手が、主に新スタジアムでのプレーについて語っています。そして最後はいつものように「REGINA PLAYERS」「SIGMA CALENDER」「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。また通販は公式オンラインショップからどうぞ。
<23.3.19> プレスリリースによると、3/23(土)にホットスタッフフィールド広島(元エディオンスタジアム広島)で行われるサガン鳥栖との練習試合が、一般公開されることになりました。キックオフは11時半で、メインスタンドのみの開放になるとのこと。昨年までのリーグ戦のように臨時駐車場やシャトルバスが用意されることはありませんので、なるべくアストラムラインや路線バスなどの公共交通機関でお越しください。
<23.3.18> 一昨日ホームで行われたWEリーグ第10節仙台戦は、試合終了間際の髙橋のゴールで追いついて、連敗を2でストップしました。
 レジーナは前節からメンバーを大きく入れ替え、また久々の4バックで以下の布陣で戦いました。
       木稲

島袋   左山  市瀬   藤生

     小川  柳瀬(→瀧澤59分)

立花     上野     中嶋
(→松本茉59分)
       古賀(→髙橋75分)

SUB:藤田、呉屋、早間、渡邊
 対する仙台は、GK:松本真、DF:田畑、國武、オケケ、高平、MF:太田、隅田、佐々木、バウティスタ(→西野58分)、遠藤(→石坂90+1分)、FW:廣澤、と言うメンバーでした。先制点は前半8分で、中盤で奪われたボールを廣澤がミドル。これがバーを叩いてゴールに飛び込みました。後半19分には左からのロングクロスを太田が折り返すと、膝でトラップした廣澤に決められ仙台のリードは2点に広がりました。しかし広島はその分後に瀧澤のパスで左のポケットを取った中嶋がクロスを入れると、上野がスライディングでシュートを決めて1点を返します。そして後半アディショナルタイムに中嶋のクロスは弾かれたものの、高い位置で奪い返して藤生がゴール前へのパス。これを髙橋が流し込んで、ぎりぎりで追いついて3連敗を免れました。

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<24.3.17> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第4節神戸戦は、両チームともに代表GKの活躍が光り、スコアレスで勝ち点1ずつを分け合いました。
 先発メンバーは4試合連続で同じ。また越道を今季初めてベンチに入れて以下の布陣で戦いました。
       大迫敬

  塩谷   荒木  佐々木

     満田  川村
     (→エゼキエウ75分)
中野             東
(→越道75分)
   大橋      加藤

      ソティリウ(→志知79分)

SUB:川浪、野津田、松本泰、小原
 対する神戸は、GK:前川、DF:酒井、山川、マテウス・トゥーレル、本多(→初瀬75分)、MF:扇原、武藤、山口、広瀬(→パトリッキ72分)、FW:宮代(→飯野87分)、大迫勇、と言うメンバーでした。ファーストシュートは神戸でしたが、その後は広島がハイプレスでペースを握ります。7分には中野のクロスのこぼれを拾った大橋が左足でシュートしましたが枠外。15分にはソティリウの落としから塩谷が強烈なミドルを放ちましたがわずかに外れます。その後は神戸も押し返し、セットプレーからゴール前に入れてきますが広島のDF陣がはね返します。前半はお互いに激しく攻め合ったもののシュート数は広島が5本、神戸が3本に終わり、得点の無いままにハーフタイムを迎えました。
 後半の最初のチャンスは広島で、6分に高い位置で奪った満田がミドルを放ちましたが枠外。12分には加藤がドリブルからシュートを打ちましたがDFにブロックされます。続いて13分にはCKのこぼれを塩谷が狙いましたが大きく外れてしまいます。対する神戸も後半14分、前川のフィードを起点に大迫勇のパスから武藤がシュートしましたが、大迫敬が素晴らしい反応で防ぎ、続くCKのこぼれを山口に打たれましたが荒木が胸でクリアします。その後はセカンドボールが拾えなくなり神戸の波状攻撃を受けます。スキッベ監督も選手交代で流れを変えようとしますが、33分にはソティリウが筋肉系の怪我で下がってしまいます。後半33分には前川のパントキックから武藤が決定機を迎えましたが枠外に外れて助かります。広島も34分に志知が狙い、36分には川村がヘッドで叩きつけましたが神戸の守備を崩せません。終盤は神戸の波状攻撃を受けましたが粘り強くはね返して、「優勝候補」同士の一戦は引き分けに終わりました。
 試合とのスタッツを見ると、広島のシュートは10本だったのに対して神戸は9本。ボール支配率は50対50でほぼ対等な試合だったことを示しています。ただその一方で神戸の枠内シュートは4本だったのに対して広島は0本。何本か惜しいミドルシュートはあったもののコンビネーションからのチャンスはほとんどなく、神戸のタイトな守備を崩すことのできない90分間でした。スキッベ監督は試合後に「神戸のほうが少し勝利に近かったんじゃないかと思います」と語っていますが、守備陣の頑張りで何とか引き分けに持ち込んだ、と言う試合だったと言えます。この引き分けで首位を明け渡すことになったのは残念ですが、連覇を狙う昨年の王者を相手にしてのアウェイでの勝ち点1は、長いシーズンを考えればまずまずの結果だった、と言って良いのではないでしょうか。
 浦和戦、FC東京戦、鳥栖戦と3試合を固定メンバーで戦って結果を出してきたサンフレッチェ。ソティリウのワントップの下に大橋と加藤が並び、満田と川村のドイスボランチが試合をコントロールする、と言う戦い方が機能していたのですが、相手チームの対策も進んでくることを考えると、そろそろ「プランB」を使うべき時なのかも。スキッベ監督はソティリウの怪我の様子について「内転筋の張りを訴えての交代でしたが、そんなに酷くないんではないかという、今のところの見解です」と語っていますが、もともと怪我の多い選手であることを考えると、無理はさせられないと思います。幸い来週は「代表ウィーク」になることからJ1リーグの試合はなく、次は3/30になります。そこまでにもう一度チーム全体の戦い方を整理しなおして、G大阪、町田との連戦に向かって欲しいと思います。

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