1996年5月25日 対 日本電装

刈谷市総合運動公園多目的グラウンド

観衆:651人

   第5回 JAPAN FOOTBALL LEAGUE 第7節
  
      日本電装  2 前 半 1−1 4 福島FC
                       後 半 1−3

      5/26  14:00   会場: 刈谷市総合運動公園多目的グラウンド
      天候: 晴  観衆:  651人  気温:25.3 ℃ 湿度:53% 風: 中 
         主審: 石沢 知 線審: 宮下幸吉、松本基悦
  
  〈得点〉記号例:〜ドリブル、→ゴロパス、↑浮き玉のパス、×混戦、  
          Sシュート、Hヘディング

        8分 【福島】小林慎二 右(15)→中央(8) →右(7) 右足S
       28分 【電装】徳重隆明 右(11)H 中央(14)↑左(10)右足S
       63分 【電装】西村俊寛 左(8) 間接FK 中央(23)HS
       70分 【福島】植木昌晃 中央(9) H (7) →(9) 右足S
       72分 【福島】小林慎二 左(26)↑中央(7) 左足S
       89分 【福島】水島 光 相手DF右(2) 〜↑左(20)HS

 〈警告〉 55分 【電装】西村俊寛 ラフプレー
           84分 【電装】柳澤幸伸 ラフプレー
           85分 【福島】菊池直喜 非紳士的行為
            
  〈退場〉  −−

       延  後  前  計    |        |    計 前 後 延
    -------------------+--------+------------------- 
      -   4   6  10    | S H |    14   7   7   -
      -   6   6  12    | G  K |    10   2   8   -
        -   1   1   2    | C K |     4   3   1   -
         -   5   4   9    | 直接FK |    19   7  12   -
         -   1   2   3    | 間接FK |     2   1   1   -
         -   0   2   2    |(オフサイド)|     2   1   1   -
        -   0   0   0    | P K |     0   0   0   -
            
  延  後  前  計 |               NO|               NO|計  前  後  延
 ----------------+-----------------+-----------------+--------------
  -   0   0   0 |GK  長縄友規    1|GK  菊池直喜   16| 0   0  0   -  
   -   0   0   0 |DF  柳澤幸伸    8|DF  竹原欣也    2| 1   0  1   -  
   -   1   0   1 |DF  西村俊寛   23|DF  クラウジオ  3| 0   0  0   -  
   -   1   0   1 |DF  林 英希   22|DF  小西俊市朗 12| 0   0  0   - 
   -   0   0   0 |DF  木村哲昌   19|DF  碓氷幸一    6| 0   0  0   -  
   -   0   2   2 |DF  林 正悟    2|MF  仲村浩二    8| 1   0  1   -  
   -   0   1   1 |MF  阿井達也   13|MF  ジャイルトン    5| 1   1  0   -  
   -   0   0   0 |MF  児玉和明    5|MF  鋤柄昌宏  11| 1   1   0   -  
   -   1   0   1 |MF  堀 弘和   14|MF  小林慎二   7| 3   2  1   -  
   -   1   2   3 |FW  徳重隆明   10|FW  デゥフィン 15| 3   3  0   -  
   -   0   1   1 |FW  小林達也   11|FW  植木昌晃   15| 1   0  1   -  
 ----------------+-----------------+-----------------+--------------  
   -   0   0   0 |GK  木場 望  S21|GK  川口 晃 S 1| 0   0  0   -  
   -   0   0   0 |DF  井上教文  S15|DF  河原忠明  S 4| 0   0  0   -  
   -   0   0   0 |MF  森田善次  S17|MF  水島 光  S20| 2   0  2   -  
   -   0   0   0 |MF  磯道孝輔  S12|MF  中園忠和  S26| 1   0  1   -  
   -   0   0   0 |FW  高岡良久  S 9|FW  川口裕之  S28| 0   0  0   -  
 ----------------+-----------------+-----------------+--------------  
 〈交代〉67分   IN  森田善次    | 45分    IN  中園忠和
         OUT 木村哲昌    |     OUT デゥフィン
         78分    IN  磯道孝輔     |  45分    IN  水島 光
                 OUT 児玉和明     |          OUT ジャイルトン
          83分    IN  高岡良久     |  63分  IN  川口裕之
                  OUT 小林達也     |          OUT 鋤柄昌宏

 

牧田 令さん(HQJ07175@niftyserve.or.jp)による
「電装戦雑感」

さて、雑感です。相変わらず、応援モードになっているので、
細かいメモがありません。ご容赦ください。

(試合前)
 試合前のアップのときには、また深刻そうな顔をしているのかなぁと、
 思っていましたが。碓氷を先頭に笑顔が見られて一安心。
 意外と、リラックスしているようでした。東ガス戦の前など、暗〜い顔を
 していたのですが、安心しました。
 相浦さんが書かれていたように、試合前には監督が我々のところに来て、
 よもやま話をしていきました。
「今日は絶対勝つよ」とか、「ようやくメンバーが固定できてきた」とか、
「開幕時に比べれば、チームらしくなってきた」など、など、など。

(前半)
 試合開始とともに、7分3分くらいの感じで福島が支配していきます。
 いつもできていないフォアチェックも、今日はいつもに比べれば効いていた様で、
 (ただし、まだあまいと思う)中盤でボールを奪う風景も良く見られます。
 前半はあっちに攻めていっているので、小林の先取点は良く分からなかった
 のですが、「いけぇ」と思っていたら、「入ったぁ」という感じで
 (ぜんぜんレポートになってませんね)歓喜、歓喜、歓喜。
「今日はいける」と数少ないサポーターは思ったのでありました。
 といったところで中園がファールを受け、中央付近で倒れます。電装は気づかないのか
 攻めあがります。「出せよぉ」という我々の声もむなしく、向こう(福島)に向かって
 どんどん選手が上がっていきます。ようやく竹原がボールを奪い、サイドに出し、
 中園が治療を受けます。治療が終わり、スローインから試合再開。電装の選手が
 投げたボールはゆっくりとゴールラインを割るのでした。場内から拍手が沸きます。
 このあたりから、電装もボールがつながりだし、こっちに攻めてくるようになります。
 で、ゴール前で徳重をフリーにしてしまい(と思う)、直喜が突っ込んで
 止めに行きましたが、徳重が撃った軽くボールを浮かせたシュートが、
 直喜の体の上を越えていってゴールになってしまいます。
 全体的にDFが上がりすぎの傾向がありまして、電装得意のカウンターに
 やられているようでした。(去年の福島を見ているよう)
 こうしている間に前半は終わってしまいます。
 前半はFW、MFだけが攻めているようでした。

(後半)
 後半開始とともに、福島はクラウジオ以外の外人を変えてきます。ここでちょっと
 不安がよぎったのは私だけではないでしょう。
 電装の2点目はFKからの失点でした。撃った柳澤、西村は立派でしたが、
 西村がHSを撃ったときに彼は、どフリーだったようですが。
 福島の課題が改善されていないようでした。
 盛り上がる電装サポーターとは別に、意気消沈の福島側でした。
 ただ、ボールの支配率は相変わらず福島が優勢で、我々サポーター側に
 オレンジのユニフォームがよく押し寄せてきます。
 後半20分頃、福島の選手がゴール前でフリーになって突っ込んでいきます。
 キーパー長縄のかたわらを抜けたシュートがゴールに向かって転々…
 フラッグに走るサポーター…。電装の1点目を見ているような風景が。
 ところが、シュートではなく、パスなのでした。そして、そこには福島の選手が
 いないのでした。フラッグを上げたサポーターの目に映るのは、ラインを割って、
 ゴールキックに変わっていくボールでした。そしてサポーターはコケまくるのでした。
 後半20分を過ぎて「これはやばいかもしれない」と我々が思い出した頃、
 中央付近で奪ったボールから同点になります。植木の今日撃った唯一のシュートは
 値千金の同点ゴールになります。でも、植木はシュートを撃たんなぁ。
 ガッツポーズをサポーターに見せる植木にサリーちゃんのテーマで
 「うえき〜、うえき〜、まさあきごぉる……」
 「みなさぁん、福島今季初の2得点ですぅ」
 ゴール裏にいた10人ほどで、拍手拍手。
 「よっしゃぁ」ということで、この辺からは福島が中盤でボールを奪い、
 攻める形が続き、圧倒的に支配しはじめます。
 そして、72分中園の中央のセンタリングはフリーの小林へ。
 歓喜。歓喜のサポーター。今度はメリーさんの羊で、
 「こ〜ばやししんじ、しんじ、ごぉる……」
 「言うまでもなく、今季初の3得点ですぅ」拍手拍手。
 ところが、80分頃カウンターから電装が逆襲に移ります。
 右のセンタリングがゴール前に相手と競り合ったボールがゴールを割ります。
 ところが、そこには崩れ落ちる菊池直喜の姿が。そして、主審のホイッスル。
 菊池直喜は立ち上がりません。そして、電光掲示板にも「GOAL〜」
 の表示がでません。キーパーチャージでノーゴールでした。
 直喜は立ち上がれず、トレーナーが走ります。
 2分ほどしてゆっくりと、直喜が立ち上がります。
 割れるようなという事にはなりませんが、場内の皆さんが直喜に拍手を贈ります。
 さすが、サッカーの街刈谷。我々もうれしくなりました。
 85分、菊池直喜がゴールキックを蹴らずに、イエローをもらいます。
 直喜〜〜!つまらんカードはもらうなぁ!!!!
 「今日は勝てる」と思う我々の気持ちが4点目につながります。
 相手DFからボールを奪った竹原(!)がセンタリングをあげ、手前の水島へ、
 どんぴしゃのタイミングで放ったHSがゴールに吸い込まれます。
 福島JFL昇格後初の、4得点はあっさりと生まれました。
 「JFL昇格後初の4得点ですぅ」拍手拍手。
 水島のテーマはまだなかった……
 そしてタイムアップ。後はもぅ……歓喜歓喜でありました。
 
(ゲーム後)
 挨拶に来る選手たちの笑顔はやはり100万ドルの笑顔です。(表現が古い)
 碓氷の「勝ったぁ」はムードメーカーの彼の素直な気持ちでしょう。
 いつもは怒ったような顔をしている(失礼)竹原も、すばらしい笑顔でした。
 過去6戦見れなかった笑顔が、刈谷の空に花咲いたのでした。
 
 全体的に福島が支配したゲームでした。
 電装のDFがゴール前で比較的フリーにさせてくれるので、4点も取れたようです。
 福島のDFはやはりセットプレーに対する修正が必要でしょう。
 過去に見られなかった、DFの積極的なオーバーラップ(特に竹原)が、見られ、
 先行きに明るいものを感じさせます。時折、危なくなりますが。
 
 以上、長々と書き記しましたが、次の西濃戦にも勝って、
 勢いよく仙台戦といきたいものです。
 そういえば、福島にとって、初の2点差勝利ですね。

 2年連続して、福島の初勝利を見た牧田は、今日(27日)になっても
 浮かれております。
 次の西濃戦も行きますので、皆さんよろしく。

 では、

 やった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!