1996年9月22日 対 ブランメル仙台

福島・あづま総合運動公園県営あづま陸上競技場

観衆:1392人

               1996年度 
     第5回ジャパンフットボールリーグ  第22節

   福島FC      1     前半  1 - 1  ブランメル仙台     2
                      後半  0 - 1


  
       9/22   会場 あづま陸上競技場  天候: 雨
         観衆: 1392人  気温:17,6度  風:中
         ピッチ状態   芝:不良  表面:水たまり
         主審 : 松崎 康弘   線審:鈴木 智也、枝並 忠幸


  後    前   計                  no   no                    計   前   後  
  0    0   0 菊池 直喜    GK  16   40  GK   岸本 浩右    0   0   0
  0    0   0 竹原 欣也    DF   2   15  DF   須藤 秀之    0   0   0
  0    0   0 クラウジオ   DF   3   14  DF   阪倉 裕二    0   0   0
  0    0   0 河原 忠明    DF   4   52  DF   シュトゥンプ 0   0   0
  0    0   0 碓氷 幸一    DF   6    3  DF   小屋 禎      0   0   0
  0    0   0 ジャイルトン MF   5    2  MF   吉田 暢      0   0   0
  0    1   1 仲村 浩二    MF   8    9  MF   根子 達也    2   1   1
  1    1   2 水島 光      MF  20   28  MF   中村 学      0   0   0
  0    0   0 川田 浩二    MF  19   10  MF   リティ       3   3   0
  0    3   3 郭 慶根      FW  10   13  FW   水内 猛      3   1   2
  0    0   0 川口 裕之    FW  28   11  FW   オッツェ     1   1   1 
 

                川口 晃      GK   1   31  GK   高橋 範夫  
  0    /   0 松島 芳久    DF  13    4  DF   明間 正義
  1    /   1 小林 慎二    MF   7    5  DF   影山 雅永    0   /   /
                宗像 洋      MF  34   16  DF   入井 和久
                竹田 宏治    FW  23   19  FW   草野 修治

<交代>  71分 in  小林 慎二                89分 in  影山 雅永    
                 out 川田 浩二                       out 根子 達也
          76分 in  松島 芳久  
                 out 竹原 欣也

<警告> 無
<退場> 無

             後    前    計              計    前    後
                         
             2    5    7   シュート   9    6    3
             3    6    9    G   K     14    5    9
             7    3    10    C   K     6    5    1
             5    9    14   直接FK     21    9    12
             0    0    0   間接FK     2    2    0 
             0    0    0 (オフサイド) 2    2    0
             0    0    0    P   K     0    0    0     


<得点> 略号例 (〜 ドリブル)   (→ ゴロのパス)   (↑ 浮玉のパス)   (× 混戦)  
                (S シュート)    (H ヘディング)


 

<福島FC>
仲村 浩二 
23分   左  直接FK  6  ↑  中央   相手DF  クリア  8  左足S


<ブランメル仙台>
根子 達也
9分     右  CK  10  ↑  中央  11  HS  こぼれ玉  9  右足S

水内 猛
67分   右  直接FK  10  ↑  中央  13  HS    

台風17号の接近により雨、強風の最悪のコンディションの中行われた。両チームともボールコントロールがままならず、遠くにけり出してそれに走り込むというまるでラグビーのような展開。走力に勝る福島FCは中盤での競り合いに勝ち多くのチャンスをつかみ、1点をリードされた前半30分には同点に追いつき、風上に立った後半は有利にゲームを進めた。が、勝負を決めたのはまたしてもセットプレー。左45゜からのリティのフリーキックに合わせた水内は全くのノーマークでやすやすと勝ち越しゴールを決められた。その後のコーナーキックからのクラウジオの同点ゴールをキーパーチャージと判定されるなど運にも見放され、ついに8連敗で最下位に転落した。

HALL178さん(VZM02175@niftyserve.or.jp)による
「vsブランメル戦個人的観戦記」


  台風の雨と風の中、ブランメル戦を応援に行きました。
  芝生席にはサポーターはたったの5人。対してブランメル側の
サポーター席は約30人ぐらいとどちらがホームか解らない状況でした。

 何はともあれ両チームの選手の皆さん激しい雨の中での対戦ご苦労様で
した。雨の中での試合ということで、ボールは走らないが、逆に足は滑っ
てコントロールはままならないという状況でした。でも今日は直喜が先発
出場だったので、やったぁ〜という感じでしたが、残念ながら試合には負
けてしまいました。しかも前回の対ブランメル戦と同様1ー2というスコ
アで泥沼の8連敗、しかも競技場で耳にした情報ではついに最下位に落ち
たとか・・・・・。でもお見送りでの選手たちは意外に表情は明るく、(す
でに来期に目は行っているのかな・・・)次の試合こそはという感じでした。

 でも心配なのは試合中に直喜が負傷してしまい、一時中断になったことで
した。テーピングで応急処置をしてフィールドに戻ったので、大事には至
らないと思うのですがちょっと心配です。


 試合自体はFCの選手たちはボールに対して集中していないような感じを
受けました。ブランメルの選手たちは走らないボールを非常に大事に扱い
福島の選手に奪わせませんでした。また、福島の選手がサイド突破をしても
数的有利をつくり、センタリングをあげさせない、福島の選手もゴール前に
つめていないなど、再三のチャンスを逃していました。シュートのタイミン
グでパスに切り替えてしまう。for the チームというのも解りますが、やは
りサポーターとしてはカッコは悪くてもシュートシーンを見たいというのが
心情ですからね。特に今回の仲村選手のゴールはそのさいたるものでした。
サイドからのFKからゴール前の混戦からのシュート。決してきれいなシュー
トではないのですが決まった瞬間サポーター席は大歓声でした。(たったの5
人でしたけどね)これでいいんです。(反論はあるでしょうけれど)シュート
シーンを、そしていつも勝利の瞬間を待ちわびているのがサポーターなので
すから。


瀬戸(seto@mls.ias.hiroshima-u.ac.jp)による
「ブランメル戦の印象」

それにしても、あづま運動公園ってアクセスが悪いですねぇ。試合に間に合う
バスの便は11:00発と13:20発のみ。帰りの便は14:44の次は17:12ですから。私
は行きも帰りも土湯温泉線に乗ってもよりのバス停から20分歩きました。それ
でもあの天気で、1392人_も_入ったのは結構すごいことかも知れません。関係
者の方々が「県営(市営だったかな)サッカー場建設を」という署名を取って
いましたのでもちろんしましたけど、作るんならぜひ場所もよーく考えて作っ
ていただきたい。自動車で行けることも便利でいいのだけれど、ファンが気軽
に行けること、中学生、高校生がお小遣いで行けることも大切ですから。

ところで試合は、といいますと、悪夢の8連敗、ついに最下位転落ですがまあ
良くやってた方では、と思います。ピッチの上には大きな水たまりがあちこち
にでき、風下からのゴールキックはハーフウェイラインを越えない状態、長い
キックはバウンド後止まるか転がるか分からないしドリブルをしてもボールが
ついてこないという状況で、組織的なサッカーができるかというと無理な話で
しょう。ゲーム自体は互角で、むしろ、中盤でのボールに対する寄せや長いル
ーズボールに対するおっかけっこは福島FCの方が押していたように思いま
す。得点差はセットプレーのうまいへたの差が出ただけ。それも、リティがい
るかいないかの差だけと言ってもいい。「幻の1点」もあったわけだし。登り
坂の選手が中心の福島FCですから、このまま成長すれば来年はひょっとする
と仙台よりも上に行けるかも知れません。ただ、そのためにはなおいっそう戦
術的理解を深めないと。せっかく水島や川田がサイドを突破しているのに、M
F、DFが最終ラインをたらたらと歩いていたんでは前線での数的優位は作れ
ませんし、セットプレーでたびたび失点するのも頂けません。もう少しメンバ
ーを固定すればいいのにと私も他の皆さんと同じように思いますが、監督も悩
みが深いんでしょうかねぇ。