97/10/12 14:00

第6回JFL第27節

観衆 422

刈谷市総合運動公園多目的グラウンド

デンソー

0

0

前半

0

1

福島フットボールクラブ

0

後半

1

得点

鋤柄(50分)

柳澤(82分)

警告

デンソー

福島フットボールクラブ

GK

岸本

0

GK

菊地

0

DF

平山

0

DF

小西

0

西村

0

波立

0

井口

0

宗像

0

石井

0

MF

桜井

1

MF

北村

3

八城

0

神田

1

川田

0

柳澤

2

碓氷

0

小池(81分源平)

3

鋤柄(60分水島)

1

FW

伊藤(60分徳重)

0

FW

瀬川

2

小林(81分高岡)

6

竹元

1

Sub

木場

Sub

川口晃

水島

0

源平

0

馬上

徳重

0

松木

高岡

0


牧田 令さん(HQJ07175@niftyserve.or.jp)による
「【対デンソー】観戦記」
  なんとか勝てたなぁ、と言うのが実感ですが、何はともあれ  初の4連勝です。

  まず、前半ですが、実にシュート数1対7。向こう側でばっかり  ゲームをやってるなぁとは思っていたんですが、あんなに打たれて、  あんなに撃ってないとは思いませんでした。ただ、「やべっ!」  というシュートは前半に関しては1本ぐらいしかなかったと思う  んです。まぁ、前半については評価のしようも無い。

  後半、あれほど前半苦戦しながら、先取点を取ったのは福島でした。  右サイドでボールを受け取った瀬川が、福島から見た右のDF  (平山かな?)の外側をかわして回り込んで、中央にグラウンダー  のセンタリング、そこにいた鋤柄は押し込むだけ。どこかで見た  なぁと思ったら、徳島戦の鋤柄の2点目を左右逆にしたようなもの  でした。柄さん4試合で5得点。どうしちゃったんだろ。

    その後は実にお互い決定力の無さのオンパレードでした。  福島は一回竹元がGKと1対1になったんですが、ふかしてしまうし、  デンソーはゴール前で小林が数回フリーのヘディングを撃つのですが、  直樹の真っ正面だったりふかしたり。うちにも桜井の超豪快な  ミドルなんかがあったんですが(但し枠には行かず)、終了15分前  は攻められっぱなし。実に15分間に7本のシュートを打たれました。  恐らくデンソーのプレーはシュートで終わっていたなぁと思われる  15分間でした。特に、ゴール前の混戦から北村にフリーでシュートを  打たれた時は、(ゴールとの間が完全に開いていただけに)「やられた」  とおもったんですが、(実際直樹は抜かれた)そこにいたのは宗像で  して、「私の右の側頭部は、ボールを弾き出すためにある」(牧田の  迷言)とでも言うように見事に頭にヒットして弾き返しておりました。

  さて、苦戦の原因は、味方ではなく(完全に無いとは思いませんが)  デンソー側にありました。ともかく、北村と小池につきました。   ともかく中盤で北村をフリーにしすぎました。デンソーのねらいが  ボールを奪ったらまず北村に戻してそっから、と言うのが前半から  みえみえだったんですが、「後半は中盤一人つぶしてでも、川田か八城  を北村のマンマークにつけてもいいんじゃないかなぁ」と思ったにも  関わらず、後半も自由に彼は動けて、ともかく彼にボールをもたれると  2人掛かりでもボールが奪えない。で、北村から左右にボールは自由に  供給されてやり放題。といった感じでした。   そして、小池。郡山でやった時はあんまり恐いといういう印象が  無かったんですが、いやぁ速えぇわ。しかも、うちと違って中盤で  無理な勝負をせずに、しっかりと左右の選手にボールを供給できるから  攻撃の流れも作れる。そして自分はゴール前に突進していく。いやぁ  いぃ選手ですね。瀬川のオプション(瀬川がオプションか?)で  くんないかな?

  福島の選手で目立ったのは、ともかく直樹と宗像。   直樹は先週の仙台戦をひきづっているみたいで、ともかく大当たり。  デンソーのシュートは吸い込まれるように直樹の胸へ。また、前への  飛び出しも特に無理も無く、安定してました。   そして、宗像。ここ数試合言い続けているんですが、よくなりましたねぇ。  一回おお空振りをかましましたが、後は安定してました。最後の北村の  シュートを弾き返したのも、偶然かもしれませんがポジショニングの  よさでしょう。去年入団した選手の中ではほんとに成長したした選手は  彼と竹原だけかもしれないと思います。まぁ小西は去年よりはよくなったし、  馬上はゲームに出れるようになった、など成長したんだろうなと思う  ところもありますが、その外の選手の多くは入団した時の力を変えてないだけ  と思わんでもない。相変わらず碓氷の強烈シュートはゴールの1m以内に  飛ばないし。川田は一人で勝負したがるし。   そうそう、宗像に関しては普段はめったに人を誉めない、内山さんが、  「あいつは使えるようになった」と言ってました。宗像はほんとに練習熱心  らしいので、今後も精進して来年はDFの中でポジション争いをして欲しいと  おもいます。3バックだと牧田の評価は河原>小西>波立>宗像なんで。  ただ、DFのオプションがもう一人欲しいなぁ。この4人から一人欠けると  実に恐ろしいDFになります。桜井が下がってDFに入る事になりますが、  右のサイドの上がりが悪くなるし、元がDFで無いだけに恐い。その意味では  今シーズンオフには若林(チームはDFとして使いたいようですし)の  成長に期待するしかないんでしょうか?   竹元はもう少し落ち着いてシュートを撃てるようになってほしいなぁ。  彼がGK1対1をしっかり決めていれば、大分楽になったんですが。  その意味では鋤柄を見習って欲しい。運動量ではどうしても落ちる鋤柄ですが、  決定力はすばらしい。この4試合で5得点ですが、シュートは9本です。  鋤柄は90分間出れないので、彼に代って入る水島にも頑張って欲しいん  だけども。

  さて、ジャッジですが、不安定でした。特に副審のオフサイドの基準が  あいまいで、30cmの差のオフサイドをしっかりとったかと思うと、1mは  前に出ていようか、というオフサイドを取らないなど、苦労しましたし、  助けても頂きました。

  あと、刈谷の競技場ですが、トラックを造るという事で、工事しながらの  使用になっているわけですが、恐いですね。まず、芝をはりかえていないん  じゃないかと思わんばかりの柴の荒れよう。工事の砂が入ったりもして  いるんでしょうが、土だらけでした。また、サイドラインを出たそこが  砂になっていて、外にスライディングしながら飛び出していくと痛そう  でした(瀬川が一回飛び出した)。

  まぁ苦戦しながらも4連勝。前半(大分・徳島)は圧倒しての勝利。  後半(仙台・デンソー)は苦戦しながらの勝利とそれぞれ違いますが、  確実に勝ちを拾ってきているのも事実です。この調子で頑張らねば。

  次節(対山形@鶴岡)はいよいよ東北チャンピオンシップです。  (我々はそう呼んでいる)。   3勝で勝ち点9の福島は2勝1敗で勝ち点6の山形をリードして  いますが、得失点差で負けています。勝って東北1位になりましょう。  しかも、山形にとっての鬼門鶴岡のゲームです。   でも、牧田はいけません、、、、

  碓氷公約の15勝まで後3勝。