地元開幕戦、本田技研との対戦は、強風が吹き荒れる中、中盤でのボールキープができず、お互いロングパスの応酬とセットプレーに賭けた展開に終始。そして前半20分ごろ、本田のコーナーキックからドゥグラスにヘディングシュートを決められました。その後福島も何度かチャンスを作りますが、いつもの「シュートを譲り合って打たない病」が出て得点ならず。残念ながら2連敗となりました。

97/4/27 13:00

第6回JFL第2節

観衆 1,517

郡山市営西部サッカー場

福島フットボールクラブ

0

0

前半

1

1

本田技研工業KKサッカー部

0

後半

0

得点

ドウグラス(21分)

仲村(49分)鋤柄(79分)

警告

バウテル(75分)

福島フットボールクラブ

本田技研工業KKサッカー部

GK

菊地

0

GK

大橋

0

DF

小西

0

DF

0

河原

0

サンドロ

0

波立

0

岩崎

0

MF

竹原

0

吉澤

0

碓氷

3

MF

長澤

0

小林(71分水島)

1

バウテル

3

仲村

0

田島

0

鋤柄

2

吉田

0

FW

郭(64分桜井)

1

FW

井幡(53分青嶋)

1

川口裕(81分瀬川)

0

ドウグラス

4

Sub

大和田

0

Sub

西芦谷

0

桜井

0

小川

0

水島

0

大仲

0

川田

0

安原

0

瀬川

0

青嶋

1


鈴木良二さん(KHA01356@niftyserve.or.jp)による
「観戦記」

福島出場メンバー
 
先発
         GK菊池直喜
   DF河原忠明、小西俊市朗、波立紀夫
MF竹原欣也、小林慎二、仲村浩二、鋤柄昌宏,碓氷幸一
       FW郭慶根、川口裕之
 
終了時
        GK菊池直喜
   DF河原忠明、小西俊市朗、波立紀夫
MF桜井栄志、水島 光、仲村浩二、鋤柄昌宏、碓氷幸一
       FW竹原欣也、瀬川 誠
 

強い北西風の中、試合が始まった。サッカー場が平地のために風が もろに吹き抜けるそんなコンディションの中、選手はボールのキープに 悪戦苦闘で自ずとセーフティー・ファーストに成りました。
共に守備重視の試合展開でチャンスはセットプレーのみに終始した試合 でした。最初にチャンスを掴んだのは本田、10分ぐらいに波立の不注意な 横パスを中央でカットしてキーパーと一対一になりましたが菊池の思いきりの良い 飛び出しで事なきを得ました。
福島は本田の高い位置でのプレスに思うようにパスを回せずやむ追えず 郭の頭を狙った縦パスで事態の打開を図ります。
そんな攻撃で15分ぐらいに一度チャンスを作ります。
郭が頭で後ろに流したボールを川口がキープして上がってきた郭に渡します。 受けた郭は素早くシュートするもゴール右にはずしました。
本田の素早いチェックに中盤が機能しない展開でするずると本田ペースになるも 本田も福島の難いDFを崩しきれずにおりました。20分過ぎに得たCKで 田島が蹴ったボールはファーサイドでフリーだったドウグラスにあってHSを 決められた。低くて早いCKだったので菊池がパンチング出来なかったかなーと 残念です。
結果的に決勝点となってしまいました。
福島はと言うと前半終了5分位前にチャンスを作りました。
右サイドから崩しエンドライン際でボールをもらった郭が走り込む小林にパスが通り ゴール左隅にシュート、キーパーの必死のセーブ、こぼれたボールに飛び込む碓氷 シュートは左サイドネットへ。残念!前半終了

後半は、前半にも増しってお互いに守備的。
中盤での潰し合い。前半は本田側に凱歌に上がったが本田側に疲れがでてきたのか 互角の展開になってきた。
15分過ぎから福島は積極的に選手交代で現状打破を図ります。
特に面白かったのが郭に変えて桜井を投入して、竹原を右のFWにあげました。 意図的にボールを左サイドに集めて、右サイドにオープンサイドを作り竹原を 走らせてパスを出す作戦にでました。結構効果的にこの作戦は機能しましたが 肝心の中央を詰める選手が居ないために得点に結びつきませんでした。 CKは結構とれました。
また、小林に変えて水島、川口に変えて瀬川を投入して攻撃陣をてこ入れして 何とか同点を狙いました。
水島はワンツーから抜け出してゴールに向かってドリブルで上がりましたが 本田DFに体を寄せられて居たためシュートにいたらずとか 縦パスに瀬川が反応して飛び出すキーパーと競り勝って上がってきた 碓氷にパス。ゴールがら空き!ところが碓氷は右から上がってきた竹原に センターリング、本田DFにカットされてしまいました。
碓氷シュートだよ!ちっこんと浮かせばゴールはがら空きだぞ! 後半終わり際は頑張って良く攻めました。

風が強くて守備的な試合展開で余り迫力有るシーン少なく疲れる試合でした。
早く点を取ってすっかと勝って欲しいです。
昨年は得失点差−4だったから今年は−2。最小失点差で負けてるから当たり前か。
デフェンスは合格でも攻撃が・・・。
郭のシュートが3本中2本枠に行ったから(正面だった)次節期待でしょう。
最後に見せたスペシャル秘密兵器、瀬川、竹原ツートップ上手くすれば 面白いかも!レッズの岡野、大柴コンビを彷彿させる。
早く1勝を期待してます。 


HAL178さん(VZM02175@niftyserve.or.jp)による
「結果としては接戦でしたが・・・」

 結果だけを見ると接戦のようですが、内容については一言二言言いたい試合でした。
メインスタンド側から強い風が吹いていたので、GK,FK、CKは要注意だという
予想はしていました。また、昨年優勝の本田技研だけに楽な試合はさせてくれないだ
ろうとは最初から予想していましたが、実力差をまざまざと見せ付けられる試合にな
ってしまいました。
 
 まず、中盤が支配できない。と、言うよりもルーズボールをマイボールに出来ない。
そのため、前節では好評だった中盤が機能せず、パスが繋がらない。そのため2列目
からのゴールへの飛び出しもなく、本来OHの鋤柄がセンターサークル付近でしか動
けない。(でも彼は2度もラフプレーを受け担架で運ばれかけましたが、最後までプ
レーしました)また、去年からの悪い癖でゴール前で選手がシュートを躊躇してしま
う。殊に後半38分頃、投入された瀬川がDFラインを突破してGKと一対一になり、
さらにGKも躱して詰めてきていた竹原に(多分)パス。そしてシュート、同点だと
思った瞬間竹原は何と中村にパスを出し、相手DFにカットされてしまい、この試合
最大にして最後のチャンスは消えたのでした。
 
 書き忘れていましたが相手の1点は、前半28分頃メインスタンド側から観て、左
CKをヘディングで合わされて(誰が入れたかは不明。重ね重ねすいません)ゴール
ネットを揺らされてしまいました。
 
 ちなみにスタメンは
 
 GK  菊池直喜  25
 DF  竹原欣也   2
 DF  小西俊市朗  3
 DF  河原忠明   4
 DF  波立紀夫  17
 DF  碓氷幸一   6
 MF  小林慎二   7
 MF  鋤柄昌宏  11
 MF  仲村浩二   8
 FW  郭慶根   10
 FW  川口裕之  12
 
 
 後半 郭→桜井英志 15
    小林→水島光  9
    川口→瀬川  13
 
 
 そして最後に頑張るんだ、菊池直喜。決して君一人のせいで負けた訳ではない。必ず
次のチャンスはある。その時こそ君のナイスセーブと勝利の笑顔を見せてくれ。
 
 
    菊池直喜後援会会員NO2  HALL178


本田技研サイドからの観戦記(上郡山さんによる)がこちらにあります。どうぞご覧下さい!